大人はその子の素敵なところをどんどん発見しよう

こんにちは。
yumaです。

先日、うちの三男坊が朝、お腹が痛くて登校時間に間に合わないことがありました。
そういうときは、遅刻してもいいから、無理せずに頃合いを見計らって登校させるのですが、その日は、車で小学校まで送っていったのです。

小学校に着くと、校門はまだ開いていました(今どきは、防犯上の理由から、登校時刻を過ぎると閉まっていることがあるんですよね)。
開いていたけれど、車一台が通るのには、少しだけ狭すぎて、わたしは、校門をもう少し広めに開けようと一旦車を降りたんです。

そうしたら、一時間目が始まろうとしているのにも関わらず、校門の下側の鋼材部分に座って、教室に入ろうとしない男の子に目が止まりました。4年生か5年生くらいかな。透き通るような色白な肌が印象的な男の子でした。

そして、その男の子と目が合いました。
じっと、見つめ返してくれました。
近くに車を停めて、わたし、その男の子をちらちらと横目に見ながら、我が子に行ってらっしゃいの挨拶とハグをしました。
それから、車に乗り込み発進させて、小学校の校門を出ようとしたときです。

先程まで地面近くに佇んでいた男の子の姿が見えなくなったので、あら?教室に行ったのかな!?って思ったんです。
そのまま車を進ませて、校門に近づきました。
すると、その男の子が校門を広く全開にして待っていてくれたんです。

男の子が校門に乗っかるような感じで手をかけて、開けて待っていてくれました。
わたし、その姿に嬉しくなって、車の窓を全開にして、男の子に

『ありがとね』って声を掛けました。
男の子がこくりとうなずきました。

『また(校門を)閉めておいてくれる?』
(男の子、こくり)
『ありがとね!』
(男の子、こくり)

男の子にいっぱい手を振って、仕事先に向かいました。
車を走らせながら、男の子の親切心に触れたことに、すごく感動しました。わたしと息子のやり取りをちゃんと見ていて、そういう行動に移してくれたことに気づいて、とっても感心しました。

子どもはいろいろな理由や課題で、なかなか教室に馴染めないことがあると思うんです。
でも、子どもなりの『今の自分にできること』を精一杯してくれようとしている。
大人は気づいてあげて、それをその子にフィードバックしてあげなきゃ。
そして、その子が素敵に成長していることを、きっとその子を心配しているママに伝えてもあげたい。

ほんのささやかな朝のひとコマでしたが、わたしの胸にじんわりと温かいものが広がった出来事でした。
ありがとね!

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