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魔法の言葉「知らんけど」

(関西人あるある)って聞いたことありますよね。

SNSやテレビでもよく話題になっていますね

私はバリバリ大阪人です。友人からは、「喋ると大阪のおばちゃんになるから場面によっては出さない方がいいよ」と言われることもあります...

東京の友人からは大阪って、文化が違いすぎてもはや

【大阪国】だよ。国だよ国。なんておかしなことを言われたこともあります。(個人的に面白いので、以後大阪のことを強調したい時には大阪国にします。)

文化が違う。は確かに納得する場面もあり、言い回しの意味が伝わらないことで《変な空気になった》ということも度々あると思います。

他県の人には、(それ、そんな意味だったんだ!)

そして大阪の人には、(これは周りには通じないんだ。)とお互いに理解し合えば誤解を産むことが減るのではないか。これは一つのカテゴリーとして面白いやん!と思い記事を書くことにしました。

今回は関西人の魔法の言葉『知らんけど』について思考オタクの私目線から読み解いていきたいと思います。

関西人(特に大阪人)が会話の中の最後に使う

『知らんけど。』もうこれ口癖のようになっていて

わが大阪国では

A『〜らしいで。知らんけど。』B『知らんのかい』

これが会話のワンセットで成り立ちます。

そしてこの知らんけど。には実は2通りの意味を持ちます。どちらかは、会話のニュアンスから分かりますのでご安心ください。


まず1つ目は、聞いた話やインターネット等で見た情報を人に話す際に使われる、逃げ道の《知らんけど》

例)芸能人Aと芸能人Bって付き合ってるねんて。あの時につけてたAのあのブレスレット、実はお揃いらしくて違う日にAもつけてたらしいで。〜まぁ知らんけどな。

めちゃめちゃよくある流れの会話ですよね。よく見ていただくと、確かに○○らしい。情報源は私じゃないから知らないけどね。という言葉が最後に隠されています。つまり間違った情報でも私じゃないけどね、と逃げれるんです。よく考えたらせこい。


そして2つ目は、自分の考えを言った後に最後に使う《知らんけど》

例)この前の4月の満月、ピンクムーンってゆうて今年最大の、スーパームーンやねんて。いつもの満月よりなんか結構パワー凄いらしい。だからかいつも以上にあたまぐわんぐわんするし吐き気もするしやばいわ。いつも影響あるけど、今回はいつも以上やわ。知らんけどな。

はい、実際私が言ってたやつです。

こちらはよく見ていただくと、事実→聞いた話→私の考え が入っています。

だいたいこの場合は、何か事実がありそれに自分の考えをかぶせるがよく考えたら確信ではないので知らんけど。をつけとこうかな。という感じで語尾につけます。

つまり、こちらの(知らんけど)は話している人の考えを述べている。と捉えていただいて大丈夫です。

結局、どちらの意味も確信的な答えではないので

逃げ道として後ろに使える。という万能な言葉なのです。

今まで使ってなかった皆様、使いだしたら魔法の言葉になるでしょう。


知らんけど


        

 yuma.