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地域留学を通して学んだ事 Vol.1

お久しぶりのNOTE。今回は地域留学を通して様々な人と出会い、田舎でくらし、産業にふれ学んだことを細かいところまでVol.1・Vol2に分けてシェアしたいと思います。

まず初めに津田といえば津田の松原と呼ばれる瀬戸内に面した松の木の連なった砂浜があります。そんな津田の松原では近代化にともないゴミが増えるようになりました。皆さんはなぜだと思いますか?答えは炊飯ジャーの登場で、過去にゴミや松、松ボックリを火起こしのため回収していた人がいなくなり浜辺の景観が変わっていったそうです。今では地域の方々で協力して手入れを行なっているそう。

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皆さんは田んぼオーナーと言う田んぼの運用形態をご存知ですか?基本的に田んぼを他者に貸し出すと言うことですが、手に終えきれない田んぼの敷地や小面積の田んぼをしか持ち合わせていない個人にとって効果的に利益を創出する手段です。

お恥ずかしながらJA(農業協同組合)に関してお話を伺うまで、詳しい内容をご存知ありませんでした。今回知り合った農家さんではJAを仲介せず、友人顧客個人にたいして直接売る事により高単価で売ることを可能にしているそうです。それでも米農家さんは基本的に大規模に行わないと赤字だそうで。

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その他、プログラミング教室のアシスタントとしてもお手伝いさせて頂きました。役目を果たせたか微妙なところではありますが、子供たちに自分の知識を用いて教える体験はとても貴重で心地の良いものでした。また、日本及び地方でどういった教育が行われているか一部ではありますが知ることができました。地方小学校でのIT化も垣間見ることが出来ました。

地域滞在を通して行政の方とお話を聞く機会もたくさんありました。人口減少が止まない地方にとって人流、定住者の確保はマストなこと。観光で栄えるのか、地元民及び定住者目線で街づくりを進めていくのかでは考え方に雲泥の差があると気付かされました。

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地域のママさん方達は地方と都会のチャンスの差などを危惧。若者が地域を離れていく中、短期で求められる行政の政策はいかに外に学びにいった若者を帰って来させるか。地域協力隊の採用などがそのうちの一つ。長期では、これからIT化がますます進んでいく中、国民の田舎需要は高まる事を想定している。

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僕もまた、住みやすさと共に、地域のビジネスとしてのポテンシャルや十二分に小中コミュニティー内で生活を回していけるなど地域に多大な可能性を感じました。

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PFI (Private Finance Initiative)は官営事業を民営化することを指します。ぬるま湯に浸かり切った状態の官営事業の民営化は利益を求めるようになる為、組織の促進が期待されます。一方でPFIのオフバランス、つまりノウハウが官営に蓄積されていかないという地方行政にとってネガティブな面も。疑問になるのが、そもそも日本の市役所公務員は3年で部署をわされる。これではどちらにしろ、ノウハウの蓄積も滞る。地域の方の話では、この行政またはその地域で民営化された組織のアウトソーシングをいかに地域コミュニティー内で行うか。これはその地域の活性化において更なるブーストを掛け、利益循環をしていく。

滞在先が宿経営をしていたこともあってホテル運営の知識も些細ながらもご教授しました。50㎡以上だと避難マークが必要らしい>_<。
当然のことながら宿の携帯や立地、コンセプト、強みによって閑散期のタイミングや取るべき戦略は変わってくる。例えば香川県の田舎に位置する1練貸し切り宿の場合、団体での長期滞在が望ましい。3月は大学卒業、7、8、9月は夏休みで人は流れてくる。しかし、4月(新生活で忙しい)、ゴールデンウィーク後、10、11、12、1、2月(冬におけるさぬき市の弱み)は閑散期。この期間の戦略として、例えばゴールデンウィーク後にゴールデンウィーク中にイベントを開催していた団体や個人への営業などが挙げられる。

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観光業がこれかのさぬき市にとって観光に売ってかわる田舎ならではの体験と時間を提供したいところ。またゼミや部活動、中距離県内の会社員週末飲み会など視野を広げればいくらでも新規開拓の可能は見えてきそうだ。また、地元の人はリピート率が高く、中距離圏内は簡単なプラン提供での可能性、東京は強い理由付けが必要である為、距離によってアプローチ方法の違いがあり。

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以上。Vol1。

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