どうして旅をするのか

私の趣味は旅をすることだ。

昨年は21カ国を訪ねた。今年もすでにタイ、カンボジア、アメリカなどを訪ねている。

今回はどうして旅行が好きなのかを考えた。わざわざ書き記した目的は、①自分についての説明を言語化しておくこと、②旅行好きの仲間の思考の整理の力になるため、の2つだ。

さて、結論は、「非日常体験がしたいから」と、「実物を見たいから」だと思う。

非日常体験がしたいから

旅行とは出発の段階から非日常である。荷物を最低限に減らし、普段乗らない乗り物や移動時間を経て目的地に到着する。

到着すると普段とは違う光景が自分を待ち受ける。異国の地へ足を運べば文化、通貨、言語、法律すべて異なる世界に出会う。

非日常体験は自分への刺激になる。「こんな世界もあったのか」という視野の拡大、そして「こんな広い世界の一員なのか」という世界市民としての自覚の高まりを体験できる。

これは美意識を研ぎ澄ますことにも繋がるだろう。自分の生活圏の価値観に離れて、異国の建築、広告、宗教施設、ファッションに触れる。ここではなにが美しいのかを知ることができるのだ。

非日常体験を通じて、既知の情報の体系化を行えるのも、魅力である。例えば、フランス、イタリア、スペインを巡れば、それぞれの国の言語は似ていることに気づくだろう。同様にドイツや北欧に行けば、英語に似ていることに気づく。その体験を人類史、言語学の知識と結びつけると、ゲルマン民族と、ラテン・ローマの系譜が言語に及ぼした影響を紐解くことができる。

実物を見たいから

私が見たいのは2種類のものだ。一つ目は、「過去に学校などで学び、思い入れのあるもの」二つ目は、「みんなが良いと言っているもの

これらとの関係性を間接的なものにとどめず、直接的な関係を持ちたいという欲求があるのだと思う。おそらく、「歴史的価値がある」または「良い」と言われているものに対して、「自分ならどう感じるだろうか」という一種の対抗心、挑戦欲のようなものがあるのだと感じる。

まとめ

自分なりに説明がついてすっきりした。以上、笑

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