倍速しないで見てほしい世界名作劇場のアニメ【七つの海のティコ】
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
みなさん恙なくお過ごしください。
どの時間帯にこのブログを目にされているか分かりません。とりあえず、私は夜書いています。
回しっぱなしにして、1日で見きれませんでした!
【世界名作劇場】七つの海のティコ
全39話。1994年のアニメです。1月に始まって12月に終わっています。
1年が53週ですから、連休の特番の時など放送がないとどのアニメも40話前後だったでしょうか。
子どもの頃、一つのアニメが終わると、一つ年を取っていました。
今はどうでしょう。ネットで好きなアニメをいつでも見られる時代ですから、毎週末の朝起きたらアニメを見るという生活では、子供たちはないのかもしれませんね。
ストーリーと登場人物
海洋学者の父スコットとその娘のナナミとシャチのティコが光クジラの伝説を追って海を旅する物語です。
時間の流れやアレコレがアニメあるあるなのは気にしてはいけない
ネタバレになります。アニメの中でティコは子どもを産んで、その後悲しい出来事があってティコはいなくなってしまいます。ティコが生んだティコジュニアがティコの名を引き継ぎます。
それはいいのですが、割と早い展開でティコジュニアが生まれてからティコがいなくなってしまいます。シャチは哺乳類。乳離れはいつしたの?という疑問が湧きます。生まれたばかりで母親がいなくなったら、生きていけないだろうと思います。でも、多分アニメの中では1話できっと生後半年すぎちゃったんですよね。
ナナミは大体11歳になるはずです。学者の父から勉強は教われるとして、中学校進学の準備はどうしたんだという疑問が湧いてきます。ナナミ・・・学校に行ってない・・・。シェリルも大学をいつまでも休んでいます。トーマスも学校行ってません。アニメだから、気にしてはいけないのです。ずっと夏休みなの?と思っていましたが、ティコが成長していることからして、半年以上経過しています。北極にクジラの墓を見つけに行ったときこそ防寒着を着て、ウェットスーツもリアルでしたが、彼らは年中同じ服装で、ナナミとトーマスは半袖です。
季節感どこに行った・・・。
いえいえ、そんな細かいことは気にしては駄目なのです。シャチとクジラの生態について具体的でリアリティーがあるので、日本に行った時などいきなり現代にタイムスリップしたようで戸惑いました。
戦後20年くらいの設定かと思いきや、1990年代そのままの日本が出てきます。携帯電話がまだ普及していないんですよー。でも、満員電車はあって、秋葉原はすでに電気街。アルの生まれ故郷のシチリア島に行った時には、アルのおばあちゃんは民族衣装のような恰好に見えたんですけどね。突っ込んだら、負けです。それともその頃のシチリアはいつまでも変わらず、レンガ造りの集合住宅か長屋が立ち並んでいたのでしょうか。
それにしても、昔のアニメは手書き感があるのが良いですね。今更見ても、絵柄が古いと見るのが面倒臭くなるかと思っていましたが、デジタルにない良さがあります。動かない背景がかえって自然の生き生きとした感じを伝えてくれるのです。今のアニメなら3Dで海や自然は本物を写真のようにアニメーションで見せれば良いというところなんでしょう。けれども、コンピューター画面をあえて手書きで描いているアナログ感がかえって未来の技術を感じさせます。
深海の底に潜って作業するスクイドボールという有人機。
シャチと一緒にいつまでも潜水していられる少女ナナミ。超人・・・。
こんな理想的な海の生活があったら良いのになと思いますが、絶対無理だろうなという現実感のなさもあるのが良いアニメです。
o-ki-do-ki-.
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