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「晴れの日は下手の横好き」第一回 弱った植物は冬でも復活できるか

年末に弱っていてケースで二百円とか、ひと苗三十円で売られていた植物たちを買ってきました。
いくつかはそのままダメになってしまうかもしれない、いや、生き残るのは一つか二つかもしれないとあまり希望は持っていませんでした。
ここ数年少しだけガーデニングの知識を身につけてきたものの、まめまめしく何かの世話をするのは苦手な性格です。
それなのに、何の因果か、ここ数年は猫を拾って飼ったり、そうやってお店で少し萎れた花を買ってきてみたりしています。

ところが、一際寒い日に午後になっても溶け切ってない庭や鉢の土に寒さに震えながらやっつけ仕事で植えたそれらの植物たちが息を吹き返してきたのです。
いえ、元々息はあったので、危険な状態を脱して今は小康状態を保っているといったところでしょうか。

猫なんとかとなんとかなんとか?

庭に植えたものは三十円だったカリフラワー以外、どれが弱っていたものかわからなくなってしまいました。
玄関内に設置した鉢棚のものは一週間ほどで元気になりました。耐寒性があまりないと札に説明がありましたが、暖房装置のない毎朝零下になる玄関くらいなら割と耐えられるようです。

外の鉢植えのものは猫なんとか?(名前忘れました)だけ、枯れてしまいました。
しかし、今ならまだ切り戻しすればいけるんじゃないかと希望を持っています。根がしっかりしているからです。

金魚草はなぜ安かったのか分かりません。
根っこがぐるぐる巻きだったからでしょうか。
長いこと売れなかったのかもしれません。
金魚草は寒さに強いです。
庭に出るたびに、金魚草のピンクの蕾が光って見えます。

横文字の名前の植物はなかなか名前を覚えられませんが、どれも概ね元気です。
見慣れた名前のシクラメンだけ、買った時には気づかなかったダメージがあったようです。
植え替えて数日して花芽のほとんどの根本が萎れて茎が倒れているんだと気づきました。

シクラメンは、だいぶ茎ごと花芽も葉っぱも取りました。
それでも花付きが良いのでまだまだ咲きそうです。葉っぱも見栄えがするので、今ある花芽を全部取っても良いのでしょうか。
その方が後から出て来る芽に元気が出るような気がしますね。

しかし、まだ小さい蕾を取るのは忍びないので、もし今後弱ってきたら蕾を全部取るか考えます。

冬は園芸植物にそれほど肥料がいらないそうです。水やりしたくても朝は外の水道が凍っています。植物の葉っぱも凍っています。
溶けたら流れ出る水のように日差しを浴びればまた葉をそり返らせる植物。花は咲かなくても生きている。冬にも咲く植物がいる。
春になれば賑やかになりそうな庭は、冬でも寂しい様子ではありません。

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