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我が家の庭の風景 part.39

モンキチョウが庭を自由に飛び回っている。庭の花壇や畑に水をまくとひらひらと黄色い花びらのようなものが浮かんできて、綺麗だけれど申し訳ない。

モンシロチョウはともかくモンキチョウは周囲に映える色をしているのに、いるのに気づけないのが毎回不思議だ。

花壇の花は何が好みなのだろうか。キンセンカは花が天を向いていて、蝶がとまっていて気づかないことはない。まさかピーマンの花の蜜が好きなのだろうか。花壇にはピーマンを植えていて、夏が終われば実もならないだろうという思惑は外れて、未だに実が生り続けている。ピーマンが終わったら、他の花を植えるはずだったが、もしかしたら、冬までピーマンが枯れないかもしれない。そのピーマンにモンキチョウ。風情があるのかないのかといえば、ない。

モンキチョウの黄色は鮮やかで秋らしいとはいえない。せっかく花壇を秋らしく観賞用のリーフプラントで飾ってみたが、真ん中のピーマンがどうにも秋らしくない。さらに奥のキンセンカは花の色はグラデーションが効いて秋らしいのだが、草丈に比べて葉っぱが小さく、その小さい葉っぱが虫に好かれて穴ぼこだらけになっている。にょきにょき伸びた茎は弱い針金のようにくねくね曲がるので、棒で支えなければならない。その花の下の地面は葉に覆われずスカスカだ。

全く様にならない花壇。

対して、裏庭の畑は季節感が出てきた。里芋と細長い大根を収穫した。父が植えた葉野菜はおそらく白菜だろう。こちらにもピーマンがいるが、ナスがもっといるので、ナスはそこそこ秋らしい。

肥料が効いているのか、裏庭の方が花付きがよく、冬咲きを目指していたヒマワリがもう花開いてきた。大きいものでも私の肩ほどの高さしかないので、まだ咲かないだろうと油断していた。いつまで咲いていてくれるか分からないが、10月に開花なら冬には枯れてしまうのではないか。その場合、種を収穫して、来年の夏と冬に夏まっさかりのひまわりと冬咲のヒマワリのリベンジがしたい。

ひまわりのそばには、トレニアと千日紅が植えてある。一株ずつしか買わなかったので、まさかそんなにどんどん広がって咲き誇るとは想像もしていなかった。いまはひまわりの足元にくっついている。千日紅がトレニアの侵蝕から逃れようと横に広がっているが、その隣でトレニアが千日紅を覆いそうな勢いなのだ。

こんなに見事に咲いてくれると分かっていたら、もっと広々としたところにポツンと植えていた。そしてどんどん広がって咲き誇っていくのをどれくらいまで大きくなるのかワクワクしながら見守っただろう。
今は、咲きだしたヒマワリを植え替えることもできず、ハラハラしながら見守っている。

今年は台風でほとんど柿が落ちてしまった。柚子も昨年枝をだいぶ落としたので、1本の木で売るほど実が生っているということもない。まだ実が青いが、さっそく柚子汁で昨年はまったジンジャーティーを作ってみたら、昨年とは違う味がしたがとても美味しかった。

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