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お腹に優しい基本のパエリアを作りました

市販の調味料が辛くて買えません。最近はコンビニなどの総菜もうっかりするとどれも辛いです。幼児用のカレーにまで手を出したことがありますが、これも辛かったです。昔は甘口のカレーってもっと甘かったと思うのですが、どうでしょうか。リンゴや蜂蜜やヨーグルトを足してカレーを作ったりしていますが、どうしても香辛料の刺激的な感じが残ってしまいます。

スパイスを集めてカレーをいちから作るのは私の懐具合には分不相応です。素直にホワイトシチューを作ればいいのです。ホワイトソースの作り方も覚え、グラスフェッドバターのキロの塊が家には常備してあります。しかし、胃腸の悪い私でも時々スパイシーな食べ物というのが食べたくなるのです。

辛くなくて優しい味だけど、香りがいかにも”スパイシー”な食べ物・・・?パエリアがそうじゃないかと昨年から思いついておりました。それまで数回しか作ったことはないけれど、大体作り方はわかっています。そして、市販のパエリアパウダーなるものが刺激的過ぎることも知っています。

サフランが欲しいと思いました。しかし、その辺に売っていないのです。100キロ先のショッピングモールにもありませんでした。見落としたかもしれませんが、KALDIにも売ってなかったです。とうとうネットで買ってしまいました。

ここで質問ですが、サフランって高いですか?まあ、こんなちょっぴりで600円弱という気はします。私も使うのは初めてなので、なるべくほんのちょっぴりと思いながら、分量を調べてぬるま湯に浸しました。瞬く間でした。こんなに黄色になるんですね。塩とブラックペッパーと本当に味付けはそれだけでいいの?と思いながら、鶏がらの出汁を少し加えてしまいました。

結果、鶏がらはいりませんでしたね。先にオリーブオイルで炒めておいたニンニクとみじん切りした玉ねぎにローズマリーを加えて炊いて後から鶏肉と海老(冷凍むきエビとロシア産有頭甘海老)と烏賊を上に乗っけて、追加で蒸し焼きにしました。火を入れすぎて少し焦げてしまいましたが、ほのかに香る”スパイシー”な風味。塩も私にしては少しお高めなものを使ったおかげか、塩味が優しく聞いていて、出汁は魚介で十分という感じでした。元々薄味好みなのです。辛くなくても楽しめる異国の味をもっと知りたいと思いました。リゾットって簡単に思えて、毎回味に納得いかないので、パエリアの方が案外作るのが簡単かもしれません。あと、10回くらいは手元のサフランでパエリアを楽しもうと思います。1回にお米2合分作れますから、一人で食べればなんなら30食分以上ありますね。炊き込みご飯も良いですが、繊維質の野菜などあまり消化によくないので、鶏肉や白身魚ですむのは助かります。オリーブオイルもお腹の味方です。

そういえば、サフランのほかにスーパーで見当たらないものといえばマーガリンです。最近YouTubeの動画でマーガリンがあまり売られていないと説明されている人を見ました。私もいつぐらい前か忘れましたが、病気が判明する前からお腹が重かったので、意識的にマーガリンを避けるようになってました。食べてその場でお腹が痛いとか緩くなるとかいうことはないのですが、バターの方がお腹に優しく料理にも汎用性が高いならあえてマーガリンを買わなくてもよいと考えたような気がします。ただ、マーガリンは腐らないしバターよりも安価でしたから、家庭の味方ではありました。うちの父は、マーガリンが大好きで子供の頃よく買ってきていましたが、結構食べきれなくてまだ残っているのに新しいのを買ってくることもしばしばでした。

最近、サフランより困っているのが生クリームです。これもお値段がお高いです。似たようなホイップクリームが安いので余計にそう感じるのかもしれませんが、マーガリンとバターの比較と同じようにホイップは成分がよくわからず、お腹に重いものがあり、料理の汎用性が生クリームより低いのです。お菓子じゃない普通の料理ではホイップを生クリームの代わりにできないことが多いです。ただ高いよなあと思いながらも、そんなにたくさん使うわけじゃないからなとも考えます。たいてい50gくらいですむので、200gだと4回分です。賞味期限も牛乳ほど短いわけではありません。

じゃあ、和食を食べれば良いじゃないかと思われるかもしれませんが、和食は野菜たっぷりなので、食物繊維が少ないように作るというのが難しいのです。3日前は豆腐だけみそ汁を作りました。そんなの私しか食べません。

元々というか本来のもの、原点に返れば調味料はどれもそれほど刺激的なものばかりではないのだと思います。シンプルな物がよいのです。これまで本来のものが手に入りにくい世の中でしたが、一周回ってバターみたいに見直される日がくるかもしれません。

この間、憧れのマスカルポーネチーズを買いました!1000円はしませんでしたが、やはり値段が高いイメージなのか単純に輸入が難しいのか、なかなか手に入る価格で出会うことができていませんでした。これでいちどティラミスを自分で作るのが憧れだったんです。上手くできなくても、自然な味がして身体を労われるのが手作りの良いところです。

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