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【短歌】入道雲

 短歌のルールをよく知らないので、詩になっているか自信がありません。

 少数派の声が大きくて、多数派が遠慮しなければならない世の中だとは思ってません。むしろ多数派が、なぜ俺たちがイレギュラーに対応しなければならないだと憤慨しているだけではないでしょうか。
 それぞれが自由や解放を叫ぶほど、主張の違いから自由が分たれ、国が小さくなっていく。不自由な世界が構築されていく。少しの遠慮と聞く耳とがあれば、黙って我慢する時間も必要かもしれません。
 しかし、私は尊大な人たちは嫌いです。何を根拠にそんなに他人の意見を否定できるのか。
 浮気する人が多数派なら、法律を浮気容認に変えるんですか?

むくむくと浮気心の湧くような嵐の前の入道雲か

不自由に自由を分つその刻は入道雲の流されゆく空

投げやりな言葉が遠く大きくなりぬネット世論と夏の空

見開いた眼ほど心を開きおり入道雲と白猫白し

甘夏と苺ソースが泡で香りぬ炭酸注いで夏の涼

国難に影が薄く逃げ去るや入道雲の流れて紺碧

この間聴いたような話だと入道雲を仰ぎみて暇

半夏生のもてなし団子を冷やしおり入道雲は今を生きるか

近道は土砂に埋もれてなくなりぬ能登の空にも入道雲か

ドローンの弾はキーウを撃ち抜きぬ入道雲に吸われればいい

腹一杯食べたき子らの数多いて空にはいっぱい入道雲

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