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雨の日にしたいこと 第二十五回「あり合わせ冷やし中華」

 冷やし中華ってよく考えたら不思議な名前ですよね。まるで東アジアを冷やすみたいですよね。日本人て恐ろしい。
 そんなバカな妄想は置いといて。

冷やし中華は節約料理か?

 5月から冷やし中華を時折作るようになりました。庭の野菜を消費したいからです。
 麺類で庶民の味方といえば、なんといってもやきそばではないでしょうか。けれども、この時期キャベツの値上がりもいちじるしく、とうとうもやしまで値上がりしました。それでも、もやしが安いことに変わりはないですが、家庭菜園があればこの夏なるべく野菜を買わずに済ませたいですよね。特に我が家は庭が畑状態で野菜が消費が追い付かないほど実り、肥料や苗など家庭菜園に少なからずお金もかかっています。
 庭にもやしもキャベツもないとなると、焼きそばに入れる野菜がない!なんてことはないのです。別に焼きそばにはこの野菜しか使ってはいけないというルールはありません。ただ焼きそばばかりは飽きるので、冷やし中華に凝っています。

スナップエンドウは庭で採れたもの。カモマイルティーもGWあたりから毎日庭から花を摘んできて飲んでいます。

マヨネーズはいる派

 焼きそばにもお好み焼きにもキャベツは欠かせませんでした。しかし、買うには高いとなると買わずにすませたいものです。一方でそれだけ大事な食材を代用するくらいなら、はなから重要ではないものを削ればいいのではないかという思いもあります。
 お好み焼きにも焼きそばにも冷やし中華にも削っていいもの。そう、マヨネーズという調味料は必ずしも必要なわけではないのです。けれども子供の頃にマヨネーズが毎日冷蔵庫にある家庭で育ったので、どうしてもマヨネーズが使いたくなります。

夏になると庭トマトが毎日食べられます。

 ちょっと添えるだけだからなんて自分に言い訳しながら、食べたら物足りなくてさらにマヨネーズを追加したりするのです。ただでさえ胃腸が弱いので30歳になってから減らすようにはしてまして、マヨネーズが食卓に上がらない日も増えています。それでも、月一回マヨネーズが使いたい。だって実家暮らしだと家族の誰かがマヨネーズを買ってきて冷蔵庫に入れているのです。本当に目の毒です。

冷やし中華にサラダはいるか?

 野菜を乗っけた冷やし中華にさらにサラダをセットにする必要があるでしょうか。私はないと思っています。野菜は野菜で消化するのに時間がかかるから、摂り過ぎたくないのです。冷やし中華を作るついでに、せっかくつくったポテトサラダは一口食べただけで、父にあげてしまいました。
 嫌がらせです。野菜をせっかく植えていても、父が自分では収穫して食べないので、私が収穫して大量に差し出すしかないのです。
 食べないんだったら、なぜそんなにたくさんの苗を買って植えたのか。まずは、カップ麺の習慣をやめればもっと野菜が食べられるはずだと父にはイライラさせられます。余計なお世話と言われたらそうなのですが、父が勝手に植えなければ私も植えたい野菜があったのです。

 昨年植えたイチゴが枝を伸ばし、来年には一画イチゴ畑にできるのではないかと考えています。昨年noteでアドバイスをくださった方に感謝です。
 一方で、葉物野菜は毎年減らしたいなと思ってしまいます。レタスの消費に追われて、せっかく芽を出したディルやフェンネルを消費する暇がありません。そうこうするうちに、セロリは花を咲かせてしまいました。ひと苗しか買っていなかったのが、不幸中の幸いでした。

 夏は旬の魚が少ないです。しかし、せっかく育てたディルなどのハーブを魚料理に使いたい。値段が安すぎると販売者の利益にならないのは分かっています。それでも、もう少し安ければ白身魚が買えるのになと未練がましく鮮魚コーナーを通り過ぎました。父が趣味の海釣りで釣ってくるのは鯵ばかり。ハーブが使える鶏肉料理を開発しないと、ハーブを料理に使わないまま、虫よけ剤として使うだけでハーブの出番が終わってしまいそうです。
 なんなら、冷やし中華にハーブを飾ってみてもいいかもしれません。

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