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朝活宣言

父方の祖父は41歳で亡くなった。

祖父は腸の癌で亡くなったが、話を聞くともしかしたら私と同じ持病を持っていたかもしれないと疑っている。

今は50年前よりずっと医療は進歩しているけれど、私も祖父くらいの歳で死ぬことを考えないではない。

それでなくとも今のご時世では、疫病が突然強毒化しなくても自分がかかって寿命を縮めてしまう可能性も考えられる。

できることは何でもしようと突然思った。

のんびりした生活はもはや捨てられそうもないが、それほど私には潤沢な時間があるということだ。

生きるために必要な活動は朝のうちにすべて終わらせればいい。

少なくともお昼の5分前に起きて、11時55分前には起きる生活をして、どんなに朝が遅かろうと、朝のうちに生きるために必要なことはすべてすませておくのだ。

そうすれば、午後からはすべて余暇の時間だ。

5分の中で、猫を撫でて餌をやって、顔を洗って、ビスケットをかじってミルクを飲んで、そうすれば後はもう自由時間だ!

5分よりもっと前に起きれたらラッキーだ。noteを朝書いて投稿しよう。娯楽だから昼でも良いが、朝投稿しても幸せだ。むしろ時間が目安なら、内容に悩む時間も減るだろう!

朝にすべてを終わらせて、毎日を力を抜き時間の流れるままに生きるのだ。

旅行して、美術館でまだ見たことのない絵を見たり、動物園で未知の生物に遭遇したり、水族館で魚の名前を覚えたり、そうすることは出かけなければ絶対できないというわけではない。

家にいてもネットで知らない絵なんていくらでも探せるし、未知の生物は自分で想像して絵に書いてもいい、魚の名前はいうまでもない。

お出かけはできたらラッキーだが、大抵の家の中で朝できることは全部やってしまえば良いのだ。

レストランに行けなくても、シェフの料理動画を見て食べた気分になれば良いし、午後からやる気があれば、シェフのレシピ本を買って自分で作ってみてもいい。

世の中には出かけずにおれない人もいるけれど、それをあーだこーだ批判的に見るのは時間の無駄ではないか。

おうち時間を自分で楽しもう。誰かとの出会いがなくとも、人生において出会えるものに後5年のうちには出会っておこう。

40歳までにやりたいことはぜんぶやって死ぬのだ。

楽しくて悔いのない時間を過ごそう。

5年のうち、もう半年は過ぎてしまったが、それは誤差である。

闘病が半年ですむなら帳尻は合う。

その頃にはもう疫病の危険も去っているかもしれない。

5年も待てないという人もいるかもしれない。人生の楽しみはすべて外の世界にあるという人がいるだろう。

でも、私は多分そうではない。そういう歳は早めに過ぎた。外の世界は素敵だが、うちに籠って無敵に過ごせばよいではないか。

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