見出し画像

我が家の庭の風景 part.86

プランターにチャイブの種をまいた。袋にアサツキのようなものと書いてあったのだが、アサツキがよくわからない。調べようと思って、まだ調べてない。世の中には、何かに喩えられても、その喩えが分からないということが往々にしてある。

最近、庭でへびを見た。茶色い蛇だった。
前庭の花壇の後ろの生垣の草むらから飛び出して来た。俊敏だったので、マムシではないか。アオダイジョウなら、もっとおとなしくて大きいような?

子供の時から庭でアオダイショウを見た事は数回以上ある。マムシなら初めてだ。

いや、マムシ酒なら見たことがある。マムシと言えば、酒に浸かっているものだった。母方の実家にも、我が家にも誰かからもらっておいてあった。子どもだったので、飲んでみたことはない。正直、見た目はホルマリン漬けだ。なんで蛇を丸のまま入れるのか。切り身にしないのか。子供ながらに不思議だった。切り刻んであった方が怖くないような気がしたのだ。

日本では、沖縄などの島を除けば、8種類しか蛇がいないらしい。たかが8種類位見分けがつきそうなものだが、田舎育ちでもなかなか蛇に興味を持つ機会がなかった。

蛇を見つけたらそっとしておくもので、あえて近づいて、ジロジロ眺めたことがない。

飛び出してきた蛇は日中に狩りでもしたのだろうか。我が家にたくさんいる蟇(ひきがえる)でも食べたのか。

ヒキガエルも庭作業をしていると、よく草むらから飛び出してくる。最初は驚いていたが、花壇を作り始めて3年もなると、慣れてきて愛着が湧いてきた。今は蟇はちょっと可愛いと思っている。

蟇が食べられちゃったのか・・・。
たくさんいるから、ちょっとぐらい食べられても自然の摂理として仕方がないとしても、マムシなんかには庭にいて欲しくないから、かわいいヒキガエルを一匹だって、差し出したくないとも思ってしまう。

野良猫なら蟇を食べてもいいが、マムシは食べてはダメなんて、私もずいぶん勝手だ。命の重みに差をつけてしまっている。

とはいえ、生き物たちは、我が家の庭に勝手にやってきて、勝手に食べて生きている。私に好かれようが嫌われようが、家人の許可を得ずとも、勝手に食べたい生き物を食べるのである。

よろしければサポートお願いします。いただいたものはクリエーター活動の費用にさせていただきます。