見出し画像

日記 20240523THU

ビーツの隆盛ぶりが凄い。
うっかり買ったレットイット・ビーツである。

こんなの買っちゃうよね。

きれいな玉になれ。美味しくなれ。
やっぱりボルシチ、それからサラダ。
まな板も手も猟奇的な紅に染まるので、ラップでカバーして、手袋も忘れずに。

今日もまた早朝に田圃づくり。
乾かしていた土を容器に移し、キットに付属の肥料を加える。水は迷った末、井戸水を使うことにした。水を注いではシャベルで混ぜ、を繰り返して泥水にするのだが、土の吸水力に驚く。なかなか思うような泥水にならない。よく水が混ざって、混ぜる感覚がふわっと軽くなった時の快感、達成感たるや!

私の田圃

手を突っ込んで泥遊びをしたい衝動に駆られるが、そんなことをしている時間はない。気持ちいいだろうなぁ。泥水の生温かい感触……もはや遥か遠い記憶。遊びたい。残念。おきゃんなせっちゃんの「どろんこ祭り」を思い出す。

マニュアルに従い、表面に水がたまらない程度に仕上げて、発芽した種籾を蒔いた。
やっと種蒔きが完了。あとは苗が育ってからのことなので、当面は土が乾かないようお世話を続ける。

ここまでで既に「お米は大切に食べよう」という気分になってきている。

水加減が気掛かりで、何故か無性に用水路が欲しい。庭を水路が抜けていたらいいのになぁ。遣水みたいな?それは寝殿造……平安貴族!

梨木香歩「家守綺譚」にて、主人公が管理を任される家がたまらなく素敵である。庭の池が、疏水から引かれた用水路の通過点になっている。循環させずとも池の水が絶えず新しくなるわけで、とても羨ましい。河童も来るし。羨ましい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?