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雑に談笑する#7で話した嘘ゲームについての解説

こんばんは、きゅうりです。

普段はWoodLetterという鹿が執筆しているnoteですが、今回の配信についてnoteに載せようと提案したら、鹿に「書いて良いよ」と言われたので書かざるを得なくなりました。文字打つの苦手~


これです。

まだ見てない人は暇なとき見てね。

簡単に言うとメンバー四人でそれぞれ「思い出のゲームを紹介する」というスタンダードな配信なのですが、今回この配信にはあるカラクリが仕込まれていました。

「りょーたろー以外、無いゲームの話をする」

時は一週間前、第六回の配信が終わった直後、WoodLetterがりょーたろーに隠れてグループを作成しました。その名も「対りょーたろー対策委員会」

「対」ってふたつもいらなくない?まあいいか

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配信が終わった直後ですよ?キレッキレです。私が確認した時にはすでに福部長が「了解」と返信してました。そんなみんなが大好き。

という訳でWoodLetter、きゅうり、福部長は一週間かけてオリジナルのゲームのあらすじを作成することになったのです。今回はその「虚無のために用意された虚無の情報」をそのまま紹介するnoteとなっております。

折角考えたんだから……読めるようにしておきたいじゃん?


というわけで配信の順番で、はじめは私きゅうりの紹介したゲームの概要です。

ベジタブルブレイド2(通称ベジブレ2)

超人気!横スクロールアクションゲーム第二弾!
八百屋の一人息子、Q 間葉(きゅう かんば)、また経営難に!?
悪の手により突然変異した野菜「ベジタブルモンスター(ベジモン)」をやっつけて価格高騰を食い止めろ!
(公式サイトより引用)
・世代的に第二弾しかプレイした事がない
・作中に登場する伝説の剣「ベジタブルブレイド」はきゅうりの様相をしており、私の名前はここから来ている
登場人物について
「ミートボール山野」
・野菜を突然変異させている「ミートボール山野」は究極の野菜嫌いで、ベジモンにすることで野菜を食べれなくさせようというのが全シリーズ一貫したセオリー(ベジモンはやっつけると元の野菜に戻る)
「ベジモン(ベジタブルモンスター)」
・にんじんのキャロ山キャロ男(雑魚、びっくりすると頭の葉っぱがとれてしまう)
大根次郎(曲がったことが許せない、硬派な性格だが火を通すと優しい)
・きゅうりはベジタブルブレイドになっているのでモンスターにはならないが、イメージの解釈違いが怖いので今後もベジモン化しないでほしい
・新作発売の度にこぞって子供が好きなベジモンの野菜を買うのが常識だが、よく考えると食育に多大な影響をもたらした名作といえる
・2年ぶりに待望の新作がリリース予定。第六弾。

文章にすると不思議な気持ちになってきますが、深く考えないようにしましょう。

りょーたろーが「ヨッシーアイランドDS」を紹介する事は既に知っていたので、同じ横スクロールアクションゲームをぶつけてやろうという魂胆で作成したものです。ちなみに制作会社はnaintendo/ナインテンドー です。漢字にすると無天堂。


続いて福部長の紹介した無いゲームです。立ち止まってはいられません。

パンVSごはん大決戦!~粉ものたちの逆襲~

ちょっとマイナーなシミュレーションロールプレイングゲーム(SRPG)
パン派のエバーブレット王国とごはん派の昂米帝国、そして突如現れた第三勢力『アメイジングパウダーズ』、最後に勝ち残るのは一体....!?」
パン派ごはん派で選択可能
・最初はパン派(エバーブレッド王国)とごはん派(昂米帝国)で争っていたんだけど、物語中盤で登場した粉もの派(アメイジングパウダーズ)の登場に事態は急変
・この作品が発売されたときは、パン派で攻略したか、ごはん派で攻略したかで当時の2chは大盛り上がり
・ストーリーの完成度が高く、国内だけでなく、海外からも絶賛の声もあったとか
・ストーリーを全難易度クリアし、ゲーム内ミッション(今でいうトロフィー)をすべて集めると、裏ストーリーの粉もの派を遊べるようになる

・このストーリーを見たら涙を流さずにはいられないほど感動した
・一本で完結しているため、続編等は存在しない

こちらはSANY社で発売されたSRPGです。対応機種はワンダースワンだそうで、機種だけ実在するという「アナザーワールドに知ってる顔の友人がいる」みたいな展開がちょっとワクワクしますね。

まあ私ワンダースワン知らないんですけど


最後はこの企画を立ち上げた黒幕、WoodLetterです。彼の説明文はけた違いに文章量が多いので、最後まで読み切る頃には「あぁ、そういうゲームもあったね」と思わず納得してしまう事間違いなしです。虚構を愛せ。

トゥエンティエイツ

「ステュクスファンタジーシリーズ」や「テオゴニアーストーリー」で有名なウルティマ社から発売された箱庭系シミュレーションゲーム。
------------------------------------- 「人類が地球から飛び去って早数万年、植民先となった惑星も既に死を間近にしていた……さらなる新天地を求めて飛び立った宇宙船の吉報を待ち、僅かに残された人類は老いた惑星でいつになるか分からない帰艦を新たなる世代に託し、そのバトンを繋げて行く。」(トゥエンティエイツ公式サイトより)------------------------------------
・死に絶えてゆく惑星で、宇宙船(ユリシーズ号を旗艦とする4艇)の帰艦を待ちつつ、人類をほどほどに発展させていくゲーム
・プレイヤーは惑星に最後まで残った神様という設定。人類に脳波で訴えかけることで行動を操ることができる。(ただし、説明書やチュートリアルでも触れられることもなく、ストーリーには影響しないことになっているが…?)
29世代後には宇宙船が新しい惑星を発見して帰還してくるので、そこまで一定水準を保ちながら人類を存続させる。(平均して1世代20~30分くらい・ゲーム時間では1世代の寿命は平均40歳。)
→発展させすぎても資源が枯渇してゲームオーバー、させなすぎても新しい惑星に飛び立つ宇宙船を作れないのでゲームオーバー。(なので、人類を発展させすぎたらプレイヤーが意図的に間引くこともできる。
→「資源」と「環境(汚染度)」「民度」パラメーターに関しては常に見ることができる。
→介入しなくても人類は勝手にやってくれるが、放置しすぎると滅びる。
・「惑星」とはなっているがその実態は北緯30度付近に浮かぶ小島。他の大陸や大きな島々は「汚染」が進んでいるか、未知の病原体が蔓延しているか、そもそも人類が住むには適さない寒冷地である。
→しかし「資源」はこのような場所に眠っている。小島の資源だけでは維持するのには不十分なので、人類の中で誰かが命を賭して資源を調達する必要がある。
→同じような属性の人々に押し付け続けると、他の人類との対立を煽ってしまい「民度」が下がり、人類を維持できなくなる可能性もある。
→「汚染」や寒冷地ならば、資源採取に向かった人が死ぬだけだが、感染症を小島に持ち帰ってしまうと、それが原因となって人類が滅びることも。(「技術」パラメーターが高ければ高いほど被害を極小で収められる。)
・隠しパラメーターに人類の「技術」「教育」「道徳」「愛情」「信仰」があり、これと上のステータスの多寡でエンディングが決まるマルチエンディング方式。
・隠しパラメーターの「技術」と「教育」を最高レベルまで上げることで、信号を宇宙船に送り、帰艦を少しだけ早めることができる。
→28世代目に帰ってくることで、トゥルーエンドに向かうことができる。(2回目のプレイ以降)
【ネタバレ】
・タイトルが「28’s」と複数形になっているのは、実はトゥルーエンドにたどり着くまでの全ての世界のことを指しているから。
・プレイヤーの正体は(=神様)トゥルーエンドに至ることで知ることが出来る。
・「28」は完全数(自分自身を除く整数の約数を足した和)になるからこの世界では神聖なものと捉えられている。(もっとも日本人にとっての「4」や「9」くらいの験担ぎ程度だが。)
→隠しパラメーターの「信仰」が高いと、神様(=プレイヤー)についての信仰をストーリー中で見せてくれる。また、「信仰」パラメーターは「道徳」パラメーターとのシナジーを産み出す一方で、「技術」パラメーターが上がると減少してしまう。
・トゥルーエンドが何かは考えてない。配信中は「ネタバレになるので…」と言い訳する。
・続編も構想されていたが、発売元のウルティマ社の経営不振によって凍結された。現在は同業他社のトゥーレ社と合併し、ウルティマ・トゥーレ社と名前を変えた後、現在はアロコス社として残っている。最近続編の構想が立体化しているとのリーク情報もある。
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【総評】
 全体としては、王道のRPGシリーズと異なり、人を選ぶジャンルである。しかし、退廃的ではあるが人類が希望を捨てずに前向きに頑張る姿はゲームながら、プレイヤーに訴えかけてくるものがある。また、当時にしては画期的なアルゴリズムを汲むことで、登場する人類が(ある程度の個性は固定されているが)自動生成されていることで、何度プレイしても飽きることのない一種の魅力がある。
 また、自分が今まで管理してきた「老いた惑星」はギャラリーで見返すことができ、そこでは隠しステータスを見ることができるので、攻略の参考になりつつ、過去のプレイを楽しむことができるのも高評価できる点である。

トゥエンティエイツ専門攻略サイトか?

あらすじ、ゲームシステム、ネタバレ、会社が合併した話からまともな総評まで携えた嘘の最強全身装備みたいな文章です。WoodLetterが黙々とやりこんで完全攻略する姿が目に浮かびます。というか普通にやってみたいよね。


フィクションが大好きな人間としては、こうしてみんなで手間かけてフィクションを作ってりょーたろーに叩きつけて困らす事ができたのは嬉しかったです。想像力は人生を豊かにします。

ベジブレ6の先行予約が始まったので、予約を終わらせたらそろそろ寝ますね。

おやすみなさい!


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