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精神世界が静かになった

以前書いた記事について、だいぶ前に進展があったので書き残しておく。自分のためにも。

これだ。無理に読む必要はない。「多重人格的な状態になっていてめちゃくちゃで、ご迷惑をおかけしています」と言う内容だ。

精神世界の住人は複数人いて、それぞれ、メインの私がテレビモニタでやるゲーム(現実)を眺めていたり、操作を代わってみたり、野次を飛ばしてみたりしていた。今もしているが。

上記の記事からだいぶ経って、以前のようにとつぜん声を上げる間もなくどかされて占拠されたりすることがなくなった。暴走しなくなったのだ。ものすごい進歩である。

「代わりに何かしてくれる」ことや、こっそり代わっていることは、今でもたまにある。みな私のふりをする。元々私だったのだから、その「ふり」は板についている。混乱を呼ぶこともない。

結局、それが本当に世間で言われる「多重人格」なのか、今でも正直に言ってわからない。もしかしたら私の思い違いで、私が嘘をついているだけかも知れない。

だがわかるのは、もう皆は静かに私を見守ってくれているということだ。最も人を困らせた、人外の人格でさえも。

また何かがトリガーになって騒がしくなるかも知れないが、今は大丈夫だ。関わっている方はみな優しく、迷惑をかけてしまったにも関わらず「有り得ない」と非難されることもなかった。私はそれをとても有難い、幸福だ、と思っている。

「肉が食べたい」「ケンタッキーがいいと思う」「ポテトもいいよな」「月見おいしそうだよ!」という声にお応えし、私は明日ケンタッキーを買いに行く予定である。一つのことを考える時に寂しくない。決してこうなったのは無駄ではなかった。

たぶん。

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