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【VRChat】NAGiSA×無言勢はどうすれば大手を振れるのか【1,000時間無言勢体験レポ】


はじめに

このnoteは仮想空間でコミュニケーションを楽しむゲーム
"VRChat"を題材にした記事です。

無言勢の方がよくNAGiSAは無言勢アリなのか、ナシなのか、などを度々X(旧Twitter)でお見掛けしており、著者としての感想と見解を述べるものです。NAGiSAで無言勢がどのように活動できるか、またその不満点を見ながら紐解いていきましょう。

以下、著者からのお願いになります。

ワールド製作者のエンジンかずみ氏が文章として明確な回答をしていない以上、コミュニケーションの方法はユーザーに裁量を任されているという前提でお話しますので、解釈が合わない場合は以降の内容も合わないと思いますので、あらかじめご注意のほどお願い申し上げます。
また、公式見解を聞くなどの助長行為も推奨していませんので、他の方へご迷惑をおかけしないようにお願いいたします。

1. 日本人向け1対1お話しワールドNAGiSAとは?

渚、カクテルグラスは夏

VRChat内で提供される「日本人向け1対1お話しワールドNAGiSA」は、日本人向けの1対1の会話に特化したワールドです。渚のコテージを思わせる落ち着いた部屋やFujiyama、Japan Tutorial Worldを模した部屋など、合計15部屋が用意されており、訪れたユーザーは、5分間の会話を楽しんだ後、自動的に次の相手とマッチングされます。

このワールドの特徴は、1対1での会話に焦点を当てている点です。日本人向けの集会場では通常、大勢の中に飛び込む必要があるため、内気な人や初心者にはハードルが高いと感じることがあります。しかし、NAGiSAでは、そのような場面を避け、気軽に1対1の会話を楽しむことができる設計となっています。集団の輪に入ることが苦手な人でも、このワールドであれば、安心して交流を楽しむことができます。


【実体験】無言勢はNAGiSAで活動できるのか?

結論から言えば、無言勢でもNAGiSAで活動は十分可能です。著者はこれまでに120名以上とNAGiSAで会話を交わしてきましたが、一度もトラブルになったことはありません。もちろん、「無言勢か…」と少しネガティブな反応をされることもありましたが、いずれも解決可能な範囲の話です。

実際、無言勢であっても、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢があれば、大きな問題はありません。それよりも、消極的な姿勢で受け身のままだったり、会話そのものが噛み合わない人や、そもそも会話する気がない人の方が問題になることが多いです。

会話の具体的な内容については、他の方が書いたNoteの記事が参考になるため、そちらを参照すると良いでしょう。

無言勢としても、積極的に関わり合おうとする意欲さえあれば、NAGiSAでの活動は十分に楽しめるはずです。

著者はNAGiSAでの会話についてテンプレートなるものはあまり持っていません。

大体の順序としては以下の通りです。
挨拶

相手のbioを見る

何もなければ外見を見る

bio記載、アバター外見特徴などからピースを拾っていく
もしくは、この時点で筆談(鏡文字)での速度など言及されることが多い。

と、序盤はまず観察をしています。
そこから話の主導権をどちらが持つか、どういった話が楽しいと思っているかを観察しながら5分間マッチしています。

勿論、気持ちのいい終わり方ができるばかりではありません。
ただ、それでも相手を知る、知ってくれるという善意での関係性を成り立たせるならNAGiSA程初対面会話練習として適しているものはありません。
そのため、無言勢であることをマイナスと捉えず、前向きな姿勢で「はい、無言勢です」と言えるように私はいます。無言勢だからダメだという理由は何一つないのですから。

【課題】無言勢の問題点

さて、それでは本題の無言勢と呼ばれる、ボイスチャットを使わずにコミュニケーションを取るユーザーに焦点を当てていきます。
結論、NAGiSAのような1対1の会話において、無言勢にはいくつかの問題点が存在します。

まず、5分間という制限時間がある中で、筆談やテキストチャットは時間がかかり、会話のテンポがどうしても悪くなります。特にデスクトップモードで無言勢を行う場合、返答を待ってもらう間、相手に何を考えているのか伝わりにくく、会話がスムーズに進まないことが多いです。さらに、別のウィンドウで作業をしている場合、相手の言葉や反応を見逃すこともあり得ます。
テキストチャットでの会話を見たことがある方は分かると思いますが、
「…」が出ては消え、出ては消えでいつ表示されるか分からない待たされる感覚が非常にもどかしいと感じます。できれば端的に伝えられる方が望ましいですね。

また、レアケースではありますが、無言勢同士が出会ってしまうと、会話が全く進まない「詰み」の状態に陥ることも考えられます。
筆談2名でも、テキスト2名でも会話のテンポは最遅ですので内容が何もない会話としてスッカスカで終わります。

【対処】無言勢の歩き方

筆談速度を上げる

無言勢としてVRChatを楽しむためには、いくつかの工夫が必要です。まず、筆談では筆談速度を上げることが重要です。短い時間で効果的に意思疎通ができるよう、速記や簡潔な表現を練習しましょう。
それでも、「なるほど」のような相槌や「へー!・ほう」などの感嘆詞は書き出すことは決して無駄ではありません。あなたの話を聞いたうえで返答しています、という繋ぎの役割をしますので、使っていきましょう。

いっそNAGiSAはボイスチャット

また、NAGiSAのような1対1の会話が求められる場では、ボイスチャットやゆかりネットなどのツールを一時的に活用するのも一つの方法です。普段は無言勢であっても、こうしたツールを使うことで、コミュニケーションの幅が広がり、会話のテンポを維持できます。
環境的に難しいのであれば金銭は発生しますが「Mutalk2」のようなものがありますのでそちらも参考にしてみてください。

身振り手振りの頻度を増やす

さらに、身振り手振りを増やすことも効果的です。ジェスチャーを活用することで、相手に自分の意図を伝えることができます。言葉だけでなく、視覚的な要素も取り入れることで、無言勢ならではのコミュニケーションが成立しやすくなります。
デスクトップでは精々前後左右の移動、首の移動しかできません。
そのため、頷く際は大げさに頷くなど少しでも視覚的なアクションを取ることを心がけましょう。

会話の主導権を任せない

最後に、無言勢であっても積極的に会話を先導する姿勢が大切です。自分から話題を提供し、相手が話しやすい雰囲気を作ることで、コミュニケーションが円滑に進みます。無言であっても、リードする気持ちを持つことが成功への鍵です。

【提案】鏡文字の練習と速記方法

著者自身が鏡文字筆談を得意とするため、筆談速度の上げ方を紹介します。
鏡文字の始め方自体は以下に記載していますので宜しければそちらもご覧ください。

無言勢の筆談を円滑にするためには、速記のスキルが不可欠です。そのためには、鏡文字を含む速記の練習が役立ちます。VRChat内には、鏡文字の練習ができるワールドがいくつか存在します。これらのワールドで練習を積むことで、筆談速度を向上させることができます。

実際に筆談を行う際のポイントとして、簡潔な文章を意識することや、事前に使いそうなフレーズを用意しておくことが挙げられます。また、鏡文字を書く際に必要なコツやテクニックも、練習によって身につけることが可能です。

著者自身の経験を動画として添付し、実際にどのように筆談を行っているかを紹介します。これを参考に、無言勢としてのコミュニケーションスキルを向上させる手助けにしてください。

おわりに

さて、ここまでの読了ありがとうございます。
たびたび無言勢はNAGiSAに入っていいのか、ということについて
X(旧Twitter)でもたびたび話しており、無言勢が大手を振って入れるよう発信していますが、なかなか「マイクON」という項目で一歩踏み出せない人もいらっしゃいますね。実際はコミュニケーションをする準備はOK?程度の認識で良いと思っています。QVペンも部屋にはありますので。

会話でのハンディは確かにあるプレイスタイルの無言勢ですので、ありのまま認めてほしいという主張を通すことは難しいでしょう。
そのため、出来る限り改善し、努力を怠らないことによってそのワールドで最大限楽しめるようになると思います。

無言勢だからできないことではなく、無言勢だからこそ出来ることを探してみませんか?

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