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【News! AIRS-Lab #085】最後に残る人間の仕事、明日6/5のライブ講義、AIアートなど
皆様こんにちは、我妻です。
お陰様で、YouTubeチャンネル「AI教室 AIRS-Lab」の登録者数が1万人を超えました。
今週は、火曜日から熊本で開催される「2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)」に参加します。
会場で見かけた方、ぜひ気軽に声をおかけください。
今回は、明日6/5(月)のライブ講義、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。
AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。
【ライブ講義: 対話AIで音楽を作ろう! Section2】
明日6/5(月)の21時から、ライブ講義「対話AIで音楽を作ろう!【ChatGPT+Sonic Pi】」 Section2が始まります。
大規模言語モデル(LLM)の仕組み入門【ChatGPT/GPT-4/Transformer】 Section2【Live!人工知能 126】
YouTube Liveで配信します。
connpassの方でも参加者を募集しています。
Section2では、ニューラルネットワークの仕組みについて学びます。
「大規模言語モデル(LLM)の仕組み入門」は、ChatGPTなどで使われている大規模言語モデル(Large Language Model、LLM)の仕組みについて学ぶ講座です。
GPT-4などのLLMどのようにして前世代のモデルを超え、AIの未来を切り開いているのかを掘り下げていきます。
可能な限り難しい数学は使わず、Pythonのコードを書く体験と共にLLMの基礎を学んでいきます。
【今週のAIニュース】
直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。
ロジックで突き詰められるところは全てAIが解いてくれるマインスイーパ。https://mame.github.io/minesweeper-spoiled-by-ai/
人間ができることは、ロジックでは分からない「運試し」のみです。
まるで、人間に最終的にのこるのは「責任をとる」ことのみになる未来を暗示しているようで、興味深いです。
合理性を追求した結果、今後AIは人間から面白い仕事をどんどん奪っていくのでしょうか。
AIにとって、人間は非効率で意味の無い仕事を延々と続ける不可思議な存在に映るようになるのかもしれません。
ChatGPTの登場により、広告会社の組織が激変しているようです。
キャチコピーやバナー広告のAI自動生成により、従来のディレクターやライターの人数が減少傾向、もしくは減少が予測されるとのこと。
一方デザイナーの数が増えているようで、洗練された審美眼がますます重要になったということなのでしょうか。
プロンプトエンジニアの育成計画もあるようで、日本語とロジックが適切に扱える人材の需要は今後高まっていきそうです。
野村総研によれば、ChatGPTへのトラフィックは日本が世界3位とのこと。
1位がアメリカで、2位はインドのようです。
ただ、人口規模を考慮すると、日本は米国やインドよりもChatGPTの利用者の割合は高そうです。
今後、生成AIの普及率は知的豊かさの一種の指標になるのでは。
新しいものを使ってみる好奇心と行動力、教育の一環として育むことができればいいのですが。
生成AIを学校教育でどのように扱うべきか、という問題がNHKのニュースで扱われていました。
愛媛県の中学校で、水溶液の性質についての振り返りに利用された例が紹介されていました。
多忙な教師が一人一人に合わせた回答を作成するのは難しいのですが、生成AIを使えばそれが可能になるのでは。
ただ、生成AIは偽情報をしばしば生成するので、真偽を判定する目を並行して育む必要がありそうです。
物事を様々な角度から見れるようになるために、五感を使った良質な体験を重ねることはますます重要になるのでは。
アメリカで弁護士がChatGPTを使った結果、 「偽の判例」が裁判資料に載ってしまったという事例が。
生成AIの生成物、最終チェックは人間がしなければいけないのですが、この弁護士の方はそれを何らかの理由で怠ってしまったのでしょうか。
今後、AIの生成物が大事な書類に紛れ込んでしまう事例が増えそうです。
例えばChatGPTが作った偽の歴史的事件が、本当のことして教科書に載ってしまうリスクもあるのでは。
人間による検証はそれなりに労力がかかるので、偽情報の生成、拡散スピードに追いつかなくなるかもしれません。
結局最後は人間が哲学や信念、倫理のようなものに基づいて判断する必要があるので、哲学者の方はどんどん生成AIに関わっていくべきでは。
生成AIの躍進により、理系文系を問わず様々な分野の方が活躍する余地が生まれました。
人類は、人類自体を一体どうしたいのか、そんな根源的な質問に、既存の哲学は答えることができるのでしょうか。
まさに今、実践知としての哲学が必要とされているので、狭いコミュニティで机上の空論を争っている場合ではないかと。
【今週のAIアート】
以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourney V5を利用しています。
審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。
【Udemy動画の一部無料公開】
Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。
【AI関連動画】
AI関連の情報や、それに対する僕の考えを動画で配信しています。
【書籍】
AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。
現在も、新しいAI関連の書籍を執筆中です。
今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。
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