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【News! AIRS-Lab #117】 「GPT-4 Turbo」が、明日1/29のライブ講義、AIアートなど

皆様こんにちは、我妻です。
今回は、明日1/29(月)のライブ講義、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

Udemyコース一覧はこちら。


LangChainを学ぼう! Section1

明日1/29(月)の21時から、ライブ講義「LangChainを学ぼう!」 Section1が始まります。
LangChainを学ぼう! Section1 【Live!人工知能 146】
YouTube Liveで配信します。

connpassの方でも参加者を募集しています。

「LangChainを学ぼう!」は、LLM(大規模言語モデル)の利用を強力にサポートするライブラリ「LangChain」の使い方を学ぶ講座です。
LLMを使った独自のアプリを開発したい方におすすめです。

LangChainは様々な機能を有しており、LLMアプリの可能性を広げ、開発を効率的します。
プロンプトの管理と最適化や、外部データを用いて回答の生成などを容易に実現します。
また、OpenAI社のモデルだけではなくGoogle社のPalmやMeta社のLlamaなど、様々なLLMを使い分けることができます。

本講座では、最初にLanChainの概要を学んだ上で、基礎、様々な機能、応用を順を追って学んでいきます。
LangChainを使いこなし、独自のLLMアプリを効率的に開発できるようになりましょう。


【今週のAIニュース】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。


画像生成AIサービス「Midjourney」の最新動向が注目を集めています。

同サービスのCEO、デイヴィッド・ホルツ氏によると、2024年末までにはリアルタイムのオープンワールドが実現できるとのこと。

現在のMidjourneyは、非常に高品質な画像を生成できると評判です。
12月のアップデートでは、写真と見間違うほどのリアルな画像が生成されることで話題になりました。しかし、ホルツ氏のビジョンはこれを超え、Midjourneyをただの高速描画ツールではなく、3Dシーンを生成し、動き回ることができるゲームエンジンへと進化させることを目指しています。

この夢の実現に向けて、Midjourneyは3Dガウシアン・スプラフティングやNeRFなどの技術を用いて、2D画像から3D空間を作り出す試みを行っています。
将来的には、ユーザーがプロンプトで指示した世界を、60fpsで動作する3Dシーンとして生成し、自由に探索できるようになる可能性があります。

将来的には、特定の空間をテーマに連続して画像を生成し、それらを3D化することが可能になるかもしれません。
「世界を作るAI」、登場は間近なのでしょうか。


読売新聞社は、Webメディア「読売新聞オンライン」の利用規約を2024年1月25日に改定し、2月1日から新たな規定が適用されることを発表しました。

この改定により、読売新聞オンラインの掲載記事を生成AIなどに学習させる行為が禁止されます。

新しい禁止事項には、「データマイニングやテキストマイニングなどのコンピュータによる言語解析行為」「クローリングやスクレイピングなどの自動化されたデータ収集や解析行為」「生成AIに学習させる行為や、生成AIの開発行為」が含まれています。
これらの行為を行いたい場合は、読売新聞社とのライセンス契約が必要とされています。

この背景には、新聞業界全体の動きがあります。
例えば、The New York Timesは2023年12月に、MicrosoftとOpenAIを著作権侵害で提訴。記事の無断利用によりAIモデルがトレーニングされ、収入減少が生じたと主張しています。


OpenAIは最近、新しい「GPT-4 Turbo」というモデルのプレビューリリースと、いくつかのモデルの値下げを発表しました。

この新モデルは、以前の「GPT-4」に対して、より効率的なタスク処理を実現することを目的としています。
特に、コード生成などのタスクでの完了率向上に焦点を当てています。
また、英語以外のUTF-8に関連するバグの修正も行われています。

GPT-4 Turboは、2023年4月までのWebデータを用いてトレーニングされており、コンテキストウィンドウは従来のGPT-4の4倍となっています。
これにより、テキスト分析やテキストと画像の両方を理解する能力が向上しています。
数カ月以内に、このモデルの公式版が一般に公開される予定です。

さらに、OpenAIはGPT-3.5 Turboの新バージョンも発表し、その価格を大幅に引き下げました。
この新バージョンでは、応答精度の向上や、英語以外の言語でのエンコード問題のバグ修正が施されています。

また、新しい強化されたテキスト埋め込みモデル「text-embedding-3-small」のリリースと価格の値下げについても発表されました。


歴史上の人物がCMタレントに。

写真が残っている19世紀半ばごろまでの人物であれば、かなりリアルに再現できるのでは。

Yakult1000の新たなテレビCMにて、CGと生成AI技術を駆使した坂本龍馬が登場しています。
このCMは1月25日から全国で放送され、坂本家も公認するリアルな龍馬の姿が特徴です。
CMでは、幕末期の日本を描き、坂本龍馬が土佐藩から脱藩し、近代社会への道を切り開く姿を映しています。

このリアル龍馬の顔は、坂本龍馬の公式に認定された写真を元に、CGで精密に再現されています。
デジタル映像プロダクション「デジタル・フロンティア」が顔の造形を担当し、実際の写真にない部分は過去の銅像なども参考にしながら、細部までリアルに作り上げられています。
また、坂本龍馬の声は、「ORENDA WORLD」が1万以上の骨格と声のサンプルを基に生成し、実際の土佐弁を話せる声優の声をAIで再現したものです。

このプロジェクトには、歴史写真研究者の倉持基さんや坂本家十代目当主の坂本匡弘さんが時代考証や監修に参加しています。
坂本家は、このリアル龍馬が坂本龍馬の遺志や遺徳にふさわしいと認め、公認マーク第1号を与えることを決定しました。

次は土方歳三あたりでしょうか。


【今週のAIアート】

以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourneyを利用しています。

審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。


【書籍】

AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。

Amazonの著書一覧はこちら。


今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。


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