【News! AIRS-Lab #089】 生成AIによるコンテンツの粗製濫造問題、明日7/3のライブ講義、AIアートなど
皆様こんにちは、我妻です。
昨日、久々にコラムを公開しました。
プロンプトを工夫し、とても人間味のあるチャットボットを作ってみたお話です。
今回は、明日7/3(月)のライブ講義、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。
AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。
【ライブ講義: プロンプトエンジニアリングを学ぼう! Section1】
明日7/3(月)の21時から、ライブ講義「プロンプトエンジニアリングを学ぼう!」 Section1が始まります。
プロンプトエンジニアリングを学ぼう! -大規模言語モデル(LLM)の真価を引き出す技術- Section1【Live!人工知能 129】
YouTube Liveで配信します。
connpassの方でも参加者を募集しています。
Section1では、プロンプトエンジニアリングの概要について学びます。
「プロンプトエンジニアリングを学ぼう!」は、ChatGPTなどに与える命令文「プロンプト」の適切な扱い方を学ぶ講座です。
プロンプトは日本語などの文章で記述されますが、大規模言語モデル(LLM)の働きはこのプロンプト次第で大きく変化します。
本講座では、最初にプロンプトエンジニアリングの基礎を学んだ上で、様々な応用を体験と共に学びます。
AIに適格な指示を出すための、練習を重ねていきましょう。
【今週のAIニュース】
直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。
生成AIを利用してブログ記事を粗製濫造する問題、予想通り発生しているようです。
放置すればネット上がゴミで溢れてしまい、玉石混合の石の割合が増大することに。
さらに、これらが生成AIの訓練データに再利用されればAI自体の性能が悪化につながります。
検索エンジン、あるいはブラウザに搭載される取捨選択用のAIがますます重要になるかと。
悪意のある側はこれらを出し抜くように生成AIを利用するはずなので、一種のイタチごっこが発生しそうです。
レアメタルの埋蔵地をAIで特定するための研究が進んでいるようです。
埋蔵地はランダムではなく、特定の物理化学的法則に基づく複雑な法則があるとのこと。
実際に、「鉱物アソシエーション分析」によりカリフォルニア州モハベ砂漠で希少なウラン鉱物の位置を予測できたそうです。
地球資源の効率的な採掘に役立ちそうですが、今後宇宙探索のコスパ向上に貢献できるかもしれません。
ソフトウェア開発は、生成AIの影響が最も大きい業界の一つ。
具体的にどのような影響があるのか、まとめている記事がありました。
コードの自動生成に省力化だけではなく、創造性の刺激という点でも開発に大きく貢献するとのこと。
生成AIがゲームチェンジャーになる職業、他にはどのようなものがあるのでしょうか。
これまでITと縁が薄かったけど、生成AIで生産性が劇的に変化する職業は数多くありそうです。
ChatGPTなどによるテキスト生成は、医師がカルテなどの文章の仕事に忙殺される問題を軽減できるようです。
ただ、医療の分野ではハルシネーションによる被害が深刻になりうるので、文章のチェックは慎重に行う必要があります。
デリケートな文章を扱う専門家、あるいは医療用テキスト生成の専門職が今後誕生するかもしれません。
生成AIは既存の仕事を奪いますが、その一方で次々と新しい仕事が生まれそうです。
我々の知的作業の多くは文章に依存しているので、このような職業のポテンシャルはかなり大きいのでは。
OpenAIのロンドンオフィス開設に伴い、サム・アルトマンから明確に「AGI(汎用人工知能)開発を推進する」との発言が。
各国の拠点で、並行してAGI開発を進めるのでしょうか。
それとも、特定の拠点に集中して投資する形になるのでしょうか。
AGIは人類の行く末を決めると言っても過言では無い技術なので、OpenAIの動向には注目が必要です。
いつか開発されるであろうAGIが、人類にとって望ましい形になることを願います。
パナソニック コネクトが、OpenAIの大規模言語モデルをベースにしたAIアシスタントサービス「ConnectAI」の活用実績を報告しました。
業務によっては大幅に所要時間が短縮されるようで、取り入れる意義が大きそうです。
ホワイトカラーの仕事のかなりの部分を補助できるポテンシャルがあるのですが、やがて経営の補助に使われるようになるのでしょうか。
AIには「責任をとる」という機能は無いのですが、逆に「誰も責任をとらなくてもいいので気軽に使える」という側面もありそうです。
脳波から画像を生成する技術「DreamDiffusion」が登場しました。
脳波を使うので、脳にデバイスを埋め込む必要はありません。
ある程度高い精度で、見ている画像と同じような画像を脳波から生成できるようです。
今後、脳波を使ったアートなども可能になるかもしれません。
長年指を使ったデバイス操作が主流でしたが、とうとう脳波の時代が来るのでしょうか。
【今週のAIアート】
以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourney V5.1を利用しています。
審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。
【Udemy動画の一部無料公開】
Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。
【AI関連動画】
AI関連の情報や、それに対する僕の考えを動画で配信しています。
【書籍】
AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。
現在も、新しいAI関連の書籍を執筆中です。
今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。
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