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【News! AIRS-Lab #108】 「GPT-4 Turbo」の登場、ライブ講義の休講(11/13)、AIアートなど

新しいUdemyコース「Transformerを詳しく学ぼう!」をリリースしました。

11/16の9:00まで、公開記念割引セールを開催中です。


今回は、明日11/13(月)のライブ講義が休講であること、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。


【ライブ講義の休講】

明日11/13(月)、21時からの講義はお休みになりますのでご注意ください。
次の講義は、11/20(月)、21時からの開催です。

GPTsで対話型AIを作ろう!【Live!人工知能 141】

YouTube Liveで配信します。

connpassの方でも参加者を募集しています。


【今週のAIニュース】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。


OpenAIの「GPT-4 Turbo」が開発者イベントで披露されました。

従来のGPT-4よりも長いテキストを処理できる能力を持つこのモデルは、300ページの書籍に相当する情報量を一度に扱うことができて、2023年4月までの最新情報に基づいています。
複数のアクションを一つのメッセージから実行可能になり、「seed」パラメーターを利用することで言語モデルが一貫した回答を返すようになるとのこと。
どこまで人間の知能に近づいているのか、それとも人間の知能とは違う方向に進化しているのか、早く確認したいところです。


OpenAIが新たなプラットフォーム「GPTs」を展開しました。

このツールは、プログラミングの知識がなくても、個々の目的に応じて「ChatGPT」をカスタマイズすることが可能です。
これにより、個人でも企業でも、自分たちの用途に合わせたツールを簡単に作成し、他のユーザーと共有することができるようになります。

特に、「Plus」や「Enterprise」ユーザーは、既に「Canva」や「Zapier AI」といったツールを活用した「GPTs」の例を見ることができます。
今後、さらに多くの方がこのサービスを利用できるようになる予定とのこと。

また、今月後半には「GPT Store」の公開が予定されており、認証を受けたユーザーが作成したGPTsを共有することが可能になります。
さらに、数カ月以内には製作者が収益を得るためのシステムも導入される予定です。

安全性に関しては、チャット内容は開発者と共有されず、有害なコンテンツに対するブロック機能も設けられています。
OpenAIは、これからも安全性を考慮したシステムの強化に努めるとしています。


GPTsを使って恋愛ゲームを作った事例。

文章だけではなく画像も作ってくれるので、従来のChatGPTよりもより本格的な恋愛ゲームになっています。
人間が考えないような意外な展開が見れるのもプラスかと。
コード無しで開発可能なので、今後こういいったゲームやツールがどんどん増えていきそうです。
AIの民主化、進歩が著しいです。


イーロン・マスク氏の率いるxAIから、新しいAIモデル「Grok」が発表されました。

このAIはあらゆる質問に答えることを目指しており、質問の提案まで可能とのこと。
ウィットに富んだ反応が特徴で、ユーモアを交えたやり取りが楽しめそうです。

初期のプロトタイプ「Grok-0」は、330億パラメータでトレーニングされ、その能力はMetaの「LLaMA」に迫るとのこと。
さらに進化した「Grok-1」は、OpenAIの「ChatGPT-3.5」やInflection AIの「Inflection-1」を上回る成果を示しています。

安全性にも注目しており、誤情報の生成リスクを減らすために、人間による監視や正式な検証、長い文脈の理解などの研究が進められています。

ただし、Grokのモデルカードにはまだ詳細なパラメータ数は公開されていません。
訓練データは2023年第3四半期までのインターネットとAIチューターからのデータを使用しています。

米国内のユーザーは限定β版を体験できるようで、Xのアカウントを持っている人はウェイティングリストに登録可能とのこと。


GitHubのCEOトーマス・ドムケ氏によれば、近い将来、人工知能(AI)がコードの書き手としてより大きな役割を果たすようになるとのことです。

具体的には、今後4年の間にコーディング作業の80%がAIによって行われるようになるそうです。
これにより、開発者がより創造的な仕事に専念できる環境を生み出すと期待されています。

GitHubは、全世界の開発者がソフトウェアのコードを共有し、協力するためのプラットフォームとして広く利用されており、日本の大企業もそのユーザーです。
親会社であるマイクロソフトは、対話型AIの開発を行うオープンAIに投資しており、GitHubはAIを活用してコーディングを支援する「Copilot」という機能を提供しています。
この機能は既に100万人以上の有料利用者に使用されており、AIによって生成されたコードは作成コード全体の約半分を占めているとのこと。
ドムケ氏によれば、これによって開発者の生産性と創造性が向上し、単調な作業から解放されるとしています。

個人的には、4年で8割というのはかなり控えめな数字に思えます。
直感に過ぎませんが、95%ぐらいに達しそうな印象です。


ロサンゼルスで、AIを活用した「ホームレス予備軍」の支援プログラムが注目されています。

貧富の格差や物価の高騰により住居を失う可能性がある人々をAIが早期に特定し、必要な支援を行います。
例えば、ドゥルセ・ヴォランティンさんとパートナーのヴァラリー・ザヤスさんは、このプログラムによって援助を受け、精神疾患のニーズに対応するアパートへの入居や安定した仕事を得ることができたとのこと。

このプログラムは、緊急治療室の利用やメンタルヘルスの問題などのデータをAIで分析し、ホームレスになる可能性が高い人々を見つけ出し、具体的な支援を提供します。
ケースマネージャーが個々のニーズに合わせた支援計画を立て、住宅支援や電動自転車の購入費用の提供など、様々な支援が行われるようです。

今後AIは、この例のように貧富格差の低減に貢献していけるのでしょうか。
願わくば、全ての人に恩恵を与える形で発展してほしいものです。



【今週のAIアート】

以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourneyを利用しています。

審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。


【書籍】

AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。

現在も、新しいAI関連の書籍を執筆中です。


今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。

AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。

https://www.airs-lab.jp/

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