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呼ばれたから来てみたお伊勢さん

昨日一昨日と連続投稿が途切れたので、この際失恋〇日目というタイトルも取っ払ってみる。もうそろそろただ単に失恋した女でいい。

2週間ほど前から夢に「伊勢神宮」の文字をやたら見るようになった。電車の行き先であったり、駅の電光掲示板であったり、私の行き先を示しているように感じていた。
最初は出雲大社に行こうと計画してたのだが、そんなに呼ぶならお伊勢さんに行かなくちゃいけない。

ということでお伊勢さんにお参りしてきた。

突然の一人旅なので、朝早い列車に乗った。切符を買い間違えたりしてギリギリになったが、予約していた特急に乗ることが出来た。
伊勢市駅に9時到着したが、もうそこそこの人出だったので、もう一時間早く出発すればよかったと少し後悔した。

私は関西の人間なので、修学旅行やなんやかんやでお伊勢さんには何回も訪れている。でも、きちんとお伊勢参りをするのは今回が初めてである。

まずは下宮からお参りをし、今回は呼ばれたけども来てやったぜという気持ちではなく、自己紹介と「今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」とだけご挨拶をした。元彼とうんぬんかんぬんは一切封じた。
下宮にお参りした記憶があまりないのだが、道順や風景は過去に家族と来たような覚えがある。
母や叔母たちがまだ存命で元気だった頃だ。

下宮のあと、バスで移動し、内宮へ。バスもちょうど臨時が出るところで、とてもラッキーだった。

内宮へ着いた頃には、そこそこの人出だった。内宮だけお参りする人も多いのかも知れない。
内宮の正宮へお参りしたら、ちょうど風が吹いて、奥まで見ることが出来た。お参り終えて帰ろうとしたら、お供えしてある榊に絡まれて、ふと頭を撫でられた感覚があった。
「もうちょっとゆっくりしていき。」
そんな感じがした。
なので、横にずれたところで正宮を眺めていた。
その後、水の神滝祭神のところへお参りした。
人が少ないせいか、空気が違った。
そこでお参りすると涙があふれて止まらなかった。
「もう大丈夫だよ。」
そんな声が聞こえた気がした。
貴船神社と言い、私は水の神様と縁が深いのかも知れない。

あとは順序通りに進み、伊勢神宮参拝を終えた。
おかげ横丁に移動したが、すごい人出でどこも行列だった。
お香とお香立てと購入し、伊勢うどんと手捏ね寿司を食べて、道開きの猿田彦神社へ向かった。

猿田彦神社を訪れるのは初めてで、地元の神社の雰囲気に似ていた。
ここでは自己紹介と道開きをお願いした。
さるめ神社という芸能の神様もいたので、関西人として芸を磨けますようにとお願いした。

今日の突発一人旅は、お参りしている間は晴天に恵まれ、お参りするごとに風が吹き、呼ばれて行った甲斐があったなと思う。
ご利益とかそんなんは置いといて、呼ばれたからには行かなあかんという気持ちが一個消化できた。
何の用事で呼ばれたのかは、これからわかるだろう。

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