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小児科医が一緒に仕事をしたいと思う人

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。

今日は「小児科医が一緒に仕事をしたいと思う人」というテーマで短くお話ししたいと思います。

あなたは、もう一度一緒に仕事をしたいなあ、と思った人はいますか?その人にはどんな特徴がありましたか?こんな質問をすると、「いつも笑顔な人」とか、「人の気持ちを理解してくれる人」なんて答えが返ってくるものです。

日本人としての人付き合いを考えた時、言葉ではないもので伝えられるかどうかはとても大切なことです。日本文化で生活する時、友好的な関係を築く上では、表情が豊かであったり、言葉に表れない気持ちを汲む力があると、生きやすくなるものです。言葉ではない会話と会話の間を大切にする文化があるからこそ、非言語コミュニケーションがとても貴重ということです。

それは、大人ばかりでなく、子どもも同様です。でも、子どもって、コミュニケーションの方法を身近な人間から学びとるものなんです。子どもに身近な人って、誰でしょう。それは、親です。

親が使っているコミュニケーション方法を観察して学びながら、自分のコミュニケーション方法として取り入れます。コミュニケーションで豊かに表情を使っている親を見れば、子どもに自然と非言語コミュニケーションの力もつくものです。

親の表情の豊かさと、子どものそれは、とても似ています。つまり、子どもの表情は、子どもという鏡に映された親の表情とも言えるわけです。それほど、親子は表裏一体なのです。それを理解している日本文化だからこそ、英語にはない「親子」という表現があるのかもしれません。

今日は「小児科医が一緒に仕事をしたいと思う人」というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ。
まあ、なんとかなりますよ。

湯浅正太
小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて:https://yukurite.jp/)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。

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