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子どものために用意しておきたい防災グッズ

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。

今日は、「子どものために用意しておきたい防災グッズ」というテーマでお話ししたいと思います。

今日は別の放送として有料放送を流しましたが、こちらはそれとは全く関係ないテーマで無料放送として流しています。

台風の季節になりましたが、日頃から災害に備えて準備をしておくことは大切ですよね。以前台風が自宅の地域に来た時に、その地域が数日間停電や断水になったんですね。その時は、電気や水道が使えることのありがたさを身に染みて感じました。

そんな「いざ」という時に備えて、あなたは何か防災グッズを持っていますか?懐中電灯とか、非常食とか、色々ありますよね。僕が気に入っているものとしては、非常食として使える常温保存できる牛乳です。もちろん開封後には冷蔵保存するわけですが、開封前には常温保存が可能な牛乳があります。

なんでその牛乳が気に入っているかというと、味が紅茶に合うからです。僕は紅茶が好きで、毎日紅茶を飲んでいます。朝起きて紅茶を飲んで、仕事用に持っていく水筒にも紅茶を入れています。別に高価な紅茶ではなくて、どこにでも売っている紅茶のティーバッグを利用しています。そんな紅茶になぜかその保存用の牛乳の味があうので、利用しています。

でも、おそらく一番防災グッズとして用意したいと思っているのは、水ですね。しかも、飲める水ですね。世の中の子どもたちのことを考えても、飲料水はとても大切な防災グッズと思います。

大人に比べて子どもは、水分摂取が不足したり、下痢で水分が体から出ていってしまうと、脱水症状を起こしやすいんです。ですから、子どもが体調不良の時にとにかく注意してもらいたいと思っているのは、水分摂取です。もちろん、糖分や塩分も欠かせません。ですから、OS-1や、ポカリスエットやアクエリアスなどのようなスポーツドリンクをひとまず摂取して脱水に気をつけてもらいたい。小児科医として、そんな風に思っています。

災害の時も同様です。まずは脱水に気をつけて水分確保はしてもらいたいと思うんです。

例えば、体重10kgの子どもであれば、普通に生活していた場合、1日約1リットルの水分が必要なんです。でも、よく考えてみてください。もし災害が夏に起こったら、停電のためにエアコンも使えないかもしれません。すると、汗をかきやすくなって、より多くの水分が体から飛んでいってしまう可能性があるんです。

これから夏が到来します。子どもたちが脱水症にならないように、ぜひ水分を摂らせてあげてください。

今日は「子どものために用意しておきたい防災グッズ」というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。

湯浅正太
小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて:https://yukurite.jp/)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。

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