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猪名川町国際交流協会と繋がる

この3月末で420時間日本語教師養成講座が修了します。
日本語養成講座クラスメイト、新板さんの「就職説明会」の投稿からお話しを伺うに、やはり就職は厳しい状況だということです。

最初の2年程は他のパートと掛け持ちしながら、日本語学校で非常勤講師として働けたらいいなぁと考えていましたが、今は、あまり求人はない状況です。

とにかく、実践を積んでいかねば勉強にもならないと思い、地元である猪名川町の日本語支援ボランティアを申請しに、役所の国際交流協会に足を運びました。
実際に会って話した方がいいと思いましたので、電話ではなく直接行ったのですが、手ごたえ有りでした!

まず、猪名川町は、私の住民籍がある川西市の隣の自治体なのですが、
高校生の時に、猪名川町国際交流協会主催の英語スピーチコンテストで賞をもらい、オーストラリアの姉妹都市に親善大使として派遣された事があるという繋がりを持っていました。

その事を話すと、すごく歓迎してくださり、「たぶん理事の○○さんは、あなたの事を覚えていらっしゃるのではないでしょうか?」と言って下さいました。(20年以上前のことなのにw)
田舎で小さなコミュニティなので、実にローカルな地元感があります。

猪名川町の在留外国人総数は、200名ととても少なく、日本語支援を希望する学習者があまりいないという状況なのですが、それにも関わらず、多文化共生に意識が高いことが実際に担当者の方と話していて伺い知れました。

私の住む川西市は、外国籍住民は1400名で、前年度から200人増(特にベトナム国籍住民が56名から138名に増加)しているのにも関わらず、「今は、日本語ボランティアの募集はしていない」と電話口で話を打ち切られただけでなんの登録もなく、市のホームページも、非日本語母語話者に配慮した多言語や「やさしい日本語」の設置がされておらず、多文化共生の対応が非常に遅れている印象を持ちました。

対して、猪名川町には、外国籍住民専用のホームページもありますし、外部から講師を呼んで、災害時に備えての「やさしい日本語講座」を開催したりもしています。
私が、そのことを評価する発言をしますと、「まだまだ課題が多いのです。」と次のステップへの課題意識も高いようです。

私が「420時間養成講座は3月に修了しますが、如何せん経験がないので、お役に立てるか分からないのですが、こんな者でもよければ、できることならしますので、ぜひ連絡ください。」と言いますと、
「いえ、有資格者の方がいらして下さって、本当にありがたいです。」とのお返事を頂き、連絡先を聞いてくれました。

川西市の募集要項は、「日本語ボランティア:条件「みんなの日本語」を教えられること。」と、とても高飛車なキャッチフレーズでしたが、この猪名川町の低姿勢に、さらに好感度UPです。

他市には、「日本語ボランティア養成講座」というものがあるらしいのですが、猪名川町は外国人住民が少ないので、そのようなものはなく、実際のクラスを数回見学して、その日本語ボランティアの方から見て学ぶというステップを踏むのだそうです。

そして、なんと、

今、来ている日本語ボランティアの方も川西市住民だそうで、川西市に受け皿がないので、猪名川町に流れてきているのではという疑惑が浮かび上がってきました。

その好感度の高い猪名川町国際交流担当のDさんは、
続けて私に「何かおできになる外国語はありますか?」と尋ねて来られたので、

「『韓国語、英語、中国語』が日常会話レベルでならできます。」と答えましたら、

猪名川町の外国籍の方の日常の生活にまつわる手続き等を手伝ってくださる通訳ボランティアも募集しているので、ぜひして頂けないかと聞かれましたので、2つ返事で承諾しました。

地元の公的国際交流協会と繋がりをもつことができ、新たな出会いに期待です!!!


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