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大地の恵み(2)ぶどう

子供の頃、よく食べたぶどうはデラウェア。種と皮は食べられないので、美味しいけど食べづらいと思った。大人になれば平気で食べられるのかな、とも。島根に住むようになって、春のいちごから始まり、メロン、桃、梨、すいか、いちぢく、柿、りんごやみかんなど、フルーツ王国と名乗るにふさわしい、高品質の果物が作られることを知って楽しくなった。いずれの果物もTVのニュースで選果場から初出荷 です!という旗やトラックの姿が放映される。関西のデパートなどに並ぶようだ。
みかんはまだ安来しか作られていないようだが、香りのいい甘いものがある。
一週間前新しいブドウのニュースが流れた。フェアをしているという。ネットで調べ見つけた。どうやら新種のぶどうを使ったスイーツもあるらしい。

島根県で新たに開発された「神紅」(しんく)という名称で神々にささげる紅いぶどう。全国に公募してこう命名された。シャインマスカットと赤いベニバラードをかけあわせた新品種。シャインマスカットのように大粒で皮ごと食べられる。少しとがった感じの赤い実。早速フェアにでかけた。
シャインマスカットと神紅をつかったケーキを二種類と杏仁豆腐を購入した。3~4ミリくらいにスライスされたぶどうは甘味があってもちろん皮ごと食べられ美味しい。生のぶどうはさすがに並んでいない。

 このぶどうの栽培は島根県西部の邑南町で2020年度から町づくりの一環として取り組んでいる。Iターン者を対象とした町の農業研修制度「おーなんアグサポ隊」でブドウ栽培を3年前から学んだ辻氏は「今年は高い気温の日が続いたので糖度が増した」と言われる。シャインマスカットのようにメジャーになるといいなと思う。肝心のぶどうの実物写真はさっそく完食して撮れないのでスケッチをした。(笑)
ゆうこの山陰便り №234


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