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第6章 命日 ④「みんなと給食を食べながら」
講話が終わり、先生のお計らいで給食を児童の皆さんとご一緒させていただくことになった。
メニューは野菜サラダにハヤシライス、ケーク・サレ[1]というマフィンのような見慣れない食べ物だった。
先生に聞いてみると、どうやら近々ラグビーW杯のフランスVSトンガ戦が熊本で開催されるとのことで、フランスの食べ物が給食に出たということだった。
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給食を食べ終え、学校を出発する時間になった。
最後に子供達へ挨拶をさせていただいた。
「勲さんがおっしゃっていた、3つの言葉、覚えていますか?」と聞くと、みんなが大きな声で完璧に答えてくれた。
「戦争ほど残酷なものはない!」
「戦争ほど悲惨なものはない!」
「平和ほど尊いものはない!」
それがとても嬉しかった。きっと勲さんも天国で喜んでくださっていると思う。
子供達に明るく見送ってもらいながら、先生の車で駅へ向かった。
[1] フランス生まれの総菜ケーキ。ハムや野菜などが入っており、「サレ」はフランス語で「塩」を表す。
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