見出し画像

読書について

幼少の頃から、ほぼアウトドア系でした。高校生になって、サーフィンが流行れば、真冬でも、朝めっちゃ早起きして、自分の体よりでっかいサーフィンボードを抱えて京浜急行を乗り継いで、サーフィンをしに行っていました。スキーにも行った。(ただの流行りものが好きっていうミーハーなんですが。)そう、高校の時、男子がバイクの免許を取り出した。よくツーリングに連れて行ってもらったな。。。懐かしい。そんな青春時代です。

高校を卒業して、短大に行くのですが、その時は、もうバンドに夢中で短大に行ったという記憶がほぼないです。ただ覚えているのが、埼玉会館でやったライブの日が、期末試験の日と重なってしまったってことぐらいかな。。。私のバンドのリハサールの時間が、試験終わってすぐの時間だったので、試験始まってすぐ名前を書いて、3択問題だけあてずっぽにやって、開始10分で終わらせて、埼玉会館に駆けつけたってことぐらいです。専攻は、文科国文専攻でした。この時も、全く本に興味がありませんでした。興味を持ち出したのは、山田詠美さんのソールミュージック ラバーズオンリーを私がやっていたバンドのマネージャーの和代ちゃんに進められてからです。山田詠美さんの作品は、全部読破、そして、彼女が影響を受けた、耽美派の文豪の作品も全て読みました。谷崎潤一郎と、三島由紀夫に特に影響を受けました。森茉莉さんも好きです。日本での音楽活動で、ソロになって自分で作詞作曲をするようになって、ロックじゃない歌詞を書くようになった時に、これらの文豪からの影響は、多大でした。

ニューヨークに引っ越してきてからは、本を読む時間が一切なくなってしまったので、日本に帰省した時だけ、図書館に行って、いっぺんに4冊借りて、すぐ読み終え、また借りに行くっていうことをずっとしていました。エミリーブロンテの嵐が丘に、すごく影響を受けました。彼女が18歳の時にこの小説を書いたってことにも衝撃を受けた。この時も、随分自分の作詞に彼女の影響が入っていたと思います。

1998年からニューヨーク市立大学に行くのですが、ジャズヴォーカル専攻です。この頃から、小説を読まなくなりました。っていうか、ジャズの勉強するのに大変で、そのほかにコアクラスというのがありまして、絶対に取らなければ卒業できない科目が哲学とか人類学とか色々ですが、このクラスにめっちゃ時間取られました。この頃は、まだ英語もろくろく喋れなかったし、あとは、家賃、生活費と授業料のためにホステスもで、営業活動もしないといけなかったし、(枕営業じゃないですよ。)電話かけたり、同伴したり、アフター付き合ったりです。もう時間が全然なくって、彼氏とも一緒にいたいし、寝る時間この時、すごく短かったのを覚えています。なので、めっちゃやせっぽちだった。

私の専攻は、ジャズヴォーカルなので、自分で歌詞を書くとかじゃなく、その元々と歌詞をいかに伝えるか、ストーリーを背景が見えるように、どのように歌うのかが重要なのです。なので、この頃から、文学のインプットをしなくなってしまった。そうなると、いざ、歌詞を書こうとなるとなかなか素敵にまとめられなくなってきます。私の場合は、英語環境なので、英語か、もしくは、ブラジル音楽を歌っているのでポルトガル語なんですが、創作する筋肉が衰えてきてます。どれだけインプットが大切かということを最近感じます。

今は、少しずつ本を読むようにしています。でも、もっぱら、ビジネス書や、自己啓発系の本が多いかな。あと、人に興味があるので、オートバイオグラフィー見たいのを読みます。

一昨年、キングコングの西野亮廣さんがニューヨークで個展をやった時に、彼の本、革命のファンファーレを買いました。最近また読み返しています。昨日読み終わりました。今、コロナの影響で、先が読めない時代に、私は、ミュージシャンとして、どのような活動ができるのか、CDが売れない時代に、音楽をどのように配信していけばいいのか、頭を悩ましています。この本にヒントがあるような、気がしています。どう応用すればいいのだろうって考える今日この頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?