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「第28話」【R18指定】環境が美的意識を変えるのか。短期大学でフェルナンダとの出会い

エピソード4(ニューヨーク・短期大学時代)第28話

私は父親の影響もあり、小さい頃から洋画を観ていた。
3歳の頃にはストリート・オブ・ファイヤーという(ウィリアム・デフォーが悪役)暴走族にさらわれた女性を救い出すという、なんのひねりもない日本のヤクザ映画のような映画を父親と母親が出かけている間に隠れて観たのを覚えている。その時に3歳ながらヒロインのダイアン・レインを見て綺麗だなと思ったものである。やはり欧米へのあこがれが小さい頃からあったのか、私は洋画を沢山観てきたし、欧米の白人女性への性的な魅力を非常に感じていた。(←こいつ何を言っているんだと思わないで読んでほしい 笑)日本人男性で白人女性は興味ないという人がいるが、私はアメリカに行く前から、白人、金髪バッチコーイである。( ^ω^ )ニコニコ アメリカに行く前のエロビデオは日本人:外人、8:2位の割合で観ていたような気がする。洋物も好きだが、それでもやはり日本人が多かった。

私がこのような話をするのも、アメリカに移り住んでから、この割合が大きく変化したからだ。何をアホなと思うかもしれないが、このトピックは非常に興味深い。私の博士号の卒業論文である。(←嘘)

アメリカの短期大学に入学して一年後、哲学入門のクラスをとった。その時に自分を取り巻く環境が、自分の趣向や価値観、美意識に大きく影響を与えるという話を授業で受けたのを今でも覚えている。

アフリカのどこか忘れたが、唇に大きなお皿をはめる少数民族がいるのをご存知の方も多いだろう。私はどうしてあんなアホなことをするのかと思っていたが、その村のドキュメンタリー番組が昔あったそうで、村の男にインタビューをすると、皆こぞってお皿を唇にはめた女性に魅力的に感じると答えたそうだ。中でもお皿が大きければ大きい女性ほど村の男に人気があったそうだ。

何が言いたいかと言うと、私は本来欧米の女性に少なからず憧れを抱いていたが、私の美的感覚はアメリカに渡ってから大きく狂ってしまったという事だ。私は7年前からチョメチョメ動画は洋物一択になり、日本人は見なくなってしまった。(←結局それ?)
日本に住んでいた頃は、華奢で奥ゆかしく、シャイで色白な日本女性が好きだったが、アメリカに住み始めてからは、フレンドリーで健康的で、足が長くて大きなお尻の女性を見るたびに、私の股間センサーが発動したのものである。特にアメリカ一年目のESLを取っていた時は、クラスメイトに中南米の女の子が沢山いたので、はち切れんばかりのメロンのようなパイオツ、私よりも大きいヒップに私のアソコはマチュピチュ遺跡の連続である!

しかし、私が大学に通ってから急に目覚めたわけではない。今日は南米万歳に至ったプロセスを簡単に話したいと思う。

ESLでエリザベスを初めて見た時は奇麗だと思った。(過去記事参照)彼女は南米の美女だが、母親が中国人なので、細身な体と、南米のダイナマイトが見事に融合されたボディーの持ち主だった。しかし、私はエリザベスはクラス1番の人気者ではないことにある日気が付くのである。クラス1番の人気者はフェルナンダという、ドミニカ共和国からの女性だった。身長推定175センチメートル、腕は私の太ももくらいある、そして紫色のマニキュアをして、100均とかで売ってそうな、子供のパーティー用の星の形をしたサングラス(★←目がこういうやつ)を肌寒い秋にも、常にかけていた女性だ。あと10年すればペタジーニの嫁候補になってもおかしくない(←言い過ぎ?)フェルナンダがどうしてクラスの男に人気があるのか分からなかった。しかし、南米の男どもは正直である。クラスでフェルナンダを見るその顔のいやらしい事。(・_・;) カルロスという身長160にも満たない男は、ある日授業の後に、フェルナンダが教室を後にする姿を目で追っていたが、明らかに目線はお尻に行っていたと思う。そして、いやらしくも舌なめずりをするのである:;(∩´﹏`∩);:きゃー変態!!カルロスがもしフェルナンダと合体したらカマキリみたいになると思うんだけど、それでもいいのかな?(・_・;) 

不思議な事にフェルナンダはある時期私に好意を寄せていた。おそらくリーディングのテストでクラスで唯一100点を取った時あたりから、様子はおかしくなった。私は常にクラスでは一番前の席で講義を受けていた。その時から彼女は私の隣に座るようになり、授業の合間や、授業中のグループワークで積極的に話しかけてくるようになった。ある時はフェルナンダお手製のビーズのカバーで作った日記を見せてくれたが、私はそれよりもフェルナンダの私より大きい手とマニキュアの色に(手でか!しかもマニュキアの色派手すぎ!(・_・;))反応していた。

人間とは不思議なものである。女子プロレスラーのようなフェルナンダでもしばらく好意を持たれると、段々と興味がわいてくるものである。ある時フェルナンダに中庭で一緒に昼の授業の前にお昼ご飯を食べようと誘われたことがる。午前中は二人とも別の授業を受けていたので、中庭の前で私たちは待ち合わせた。私が待っていると、布一枚で作ったかのようなペラペラのブラウスとアルプスの少女ハイジもびっくりの、古典的麦わら帽子でフェルナンダは現れた。私の股間はアンデス山脈になった。

【続】


写真:演劇科の友人と学校近くの中華料理屋でご飯を食べた時の写真。母校を貶すのは良くないが、偏差値の恐ろしく低い学生も多く通っていたのは事実だ。しかし、私の通っていた短期大学の演劇科は有名で、科の学生のバイタリティーと演劇にかける情熱は凄かった。写真からも彼らの人柄の良さが伝わると思う。


ジャズピアニスト 二見勇気
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