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「第15話」 ニューヨークバカ短大・悪夢の事務員にカルチャーショックを受けるゆうこ

エピソード4(ニューヨーク・短期大学時代)第15話

学校の一室で英語が全く話せず総スカンを喰らった私はその日は早々と退散した。翌日に海外留学生向けのオリエンテーションに出席を控えていた私は、取りたくないESLを何とか回避する方法を見出そうとしていた。そこにはインターナショナルスチューデントの相談に乗ってくれるアドバイザーもいるだろうし、誰か助けてくれるかもしれない。英語のわからない留学生の私の気持ちを誰か理解してくれる心優しい人が現れるかもしれない。最後の希望を託し私は午前中にオリエンテーション会場に向かった。

オリエンテーションのお知らせの紙を手に会場に着くが教室には誰もいない。期待を裏切らないクソ事務クオリティーだ( ^ω^ )ニコニコ

直ぐに何かおかしいと思った私は隣のオフィスに入る。事務員が一人座ってアイフォンをいじっている。私が部屋に入ってもMay I help You?という素振りは一切見せない。部屋の片隅には、誰かを待っているのだろうか?女子学生がぽつんと座っている。なんともシュールな光景だ。

私は学校からの留学生向けのオリエンテーションのお知らせのチラシを見せて、ここに行ったのだが誰もいなかった。留学生向けのオリエンテーションはどこだか教えてくれないかと拙い英語で丁寧に聞いた思う。「I...I'd like to go お、オリエンテーション( •̀ㅁ•́;)」というような事を言ったんだと思う。私は、ニコニコして親切に教えてくれるミス・グリーン先生(中学のホライズンに出てくる金髪の先生)の様な優しい説明を期待していた。ましてや英語の拙い外国人が丁寧に聞けばどんなクズ人間でも多少は同情して助けてくれるだろうと思ったが、そんな情けは、ここクソ短期大学では通用しない。驚くべきことに彼女はあからさまに「はぁーーー」と大きくため息をついて、その後「C235...❦$%^&**△※P」と、部屋の番号と何かをブツブツ言う。C235に行ったけど誰もいないから来ているのに、こいつは何も機転が利かないなと思う。しかし私は再び丁寧に

「ウッ、Would you please speak more slowly? 。。。。( •̀ㅁ•́;)」と聞く。

次の瞬間である。

「きえぇぇぇー!C Buildingの235号室だと言っただろぉぉぉ〜〜この野郎ぅぅぅぉぉ!」

一体私は彼女に何をしたと言うのだろうか?こんなにも怒鳴りつけられたのは小学生の高崎先生以来である。このキチガイぶりをどのようにして文章に表せばよいのだろうか。洗濯おばさんの「ひっこしぃひっこsぃーー」が1.5倍うるさくなったと思ってくれれば良い。

私は半べそをかきそうになりながら、チラシを見せて留学生オリエンテーションの事を言うと

「ん?あれ、本当だ。あー、これE buildingね。」

私に怒鳴った事は全く悪びれない。私は怒鳴られて凹んだが正しい情報を手にしたから収穫はあった。急いでE Buildingに向かう。

【続く】

写真:9月の肌寒いニューヨークでもガンガンに冷房が聞いていた。基本的に冷暖房はオンかオフなので、凄い寒いか、凄い熱いかだ。空調設備は最悪だが、天井が高く、作りが頑丈で、床はピカピカしていた。アメリカの大学のキャンパスは日本とはまた違った清潔感がある。


P.S 
今回は文章が多少短くなってしまった事をお詫びしたい。毎日続けられるように文章の量を調整しながら試行錯誤していきたいと思う。ではまた明日。( ^ω^ )ニコニコ

ジャズピアニスト 二見勇気
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