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目を逸らさない

「BLACK LIVES MATTER」今、アメリカで起きている人権運動。わたしはサポートします。

正直、なんと言ったらいいか... ためらいました。悩んで考えた末、instagramでも同じく投稿して、noteにはこれが初めてですが記事を投稿することにしました。理由は もう日常でテレビを観る習慣がなかったり、SNSは日本人コミュニティがメインの友人にも もっと知ってもらいたいと思ったから。

この問題について 毎日のようにあの残酷な証拠とデモの映像と大統領の発言がニュースで流れてくる。胸が痛み、怒りや憤りを感じた。わたしも賛同したい、すぐにそう思った。と同時に、とまどいが生まれた。

自分も発言していいのだろうか?

留学したおかげで外国人の友だちは多い方だと思う。もちろんアフリカ系の友だちもいる。だからこそ、日本で育って平和にのうのうと生きてる立場で、わたしも発言していいのだろうか?「歴史も深刻さも現状も、何にもわかってないくせに。軽々しく口を出さないでほしい」と言われても その通りなのだから。

本質を理解できないならば、ちゃんと発言できないならば、黙っている方がいいのだろうか?じっくり考えてみて、それは違うと感じた。

これだけダイバーシティ(多様性)とか言われてる現代なのに、実際に酷い事件は起きている。しかも何度も繰り返し起きている。黙っているのは見てみないフリをするのと同じ。この酷い現状に対して「それでもいい」という意見になりかねない。ただ、発言する前に自分なりに調べてみました。

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ALL LIVES MATTER =すべての命は大切だ。の意味

BLACK LIVES MATTER を検索すると、並んでこのフレーズも出てくる。そうだ。すべての命は大切、もちろんそうだ。わたしも最初はこのALL LIVES MATTERというメッセージだけで発信しようと思っていた。「黒人」という言い方は個人的には好まないので、なるべく避けて表現することにしてきた。なぜかというと「黄色人種」って自分が呼ばれたとき、いい気分にはならないから。

けれど、英語の記事を読んでいるとALL LIVES MATTER というフレーズは、BLACK LIVES MATTER を軽視する発言になる と知って驚いた。なぜなら、実際に本当の意味での「すべて」の命が大切にされていないからこそ闘っているのに、それをふわっと交わしてしまう、残酷な事実から目をそらすだけのフレーズになりかねないからだ。だから BLACK LIVES MATTER に対抗する言葉としても使われるそうだ。

すぐには理解できなかったけど、これをものすごく噛み砕いて言うなら... シンデレラ。王子様が国じゅうの女性を花嫁候補にするために、お城のパーティーに招待した。その知らせに継母は「女性みんなに王子様に選ばれる権利があるのよ!がんばりなさい!」と娘にいう。けれど、その「みんな」にシンデレラは含まれていない。継母にとって「みんな」という言葉にシンデレラは元々入ってすらいない。だから「あなたが行けるわけないでしょ」と平気で言う。話はぜんぜん違うけど。

散々「みんな」に権利があるって言っても通じないなら、「シンデレラも入れてよ!」って言わなければ、間違いは正されない。「みんな」って言ってるくせに違うじゃないか!この子のこともちゃんと見て!って声を上げないとスルーされてしまう。

それが今。だから今は「みんな」と言ってふわっとさせないで、黒人の命は大切なんだ!いい加減に意識改革してよ!って言わなきゃいけない、それが今なのだ。

必死で声を上げているのに、問題から目をそらして武力で抑えようと平気で言う大統領はやっぱり間違っている。その考え方の人が核兵器のボタンを持っていると思うと恐ろしくないですか?


すべての命は大切なんだ。だれもがそう思っている。自然も動物も人間も。この考え方はわたしの創作活動の根幹にある。

本当の意味で「すべての命」というくくりを言葉通りの現実にするために、わたしたちにできることは何だろうか?気付き、理解しようと努め、サポートすることが日本に暮らしているわたしたちにもできることだと思う。そして、その厳しい目は自分たちにも向けるべきなのです。

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少しでも関心をもった人へ、オススメのスピーチ

ぜひこのスピーチ動画をみてください。黒人としてアメリカで育っていくなかでの生きづらさが、飾りや誇張なく伝わってきました。日本語字幕付きで伝わりやすいはず。

TED アメリカで黒人の息子を育てる方法 by クリント・スミス

追記:オンライン署名もできます

https://note.com/change_jp/n/nc6012b90f254

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I support BLM. As I am Japanese, yellow skinned in Asia, I hesitated to say this. Because I was afraid that some people might feel “You don’t understand the truth correctly. How dare you tell this?” Yes, I don’t understand perfectly but at the same time, feeling guilty to keep silence to the unfairness in the world. It didn’t happen in my country but there are people fighting against the injustice violence. Have read many articles and opinions, then I understand “All lives matter” could sound fake. Yes it is fake so far. To make it real “All lives matter”, be aware of the fact and support the movement. This is what we can do here in Japan. 

いただいたサポートは、ありがたく創作の栄養分に使わせていただきます!ありがとうございます!