明日のことなんて分からない (前置き)
どこから話そうか‥と、思いながらタイプする手を止めては動かしている。
長く勤めた病院を辞め、気に入っていた場所を離れ、親しい人達に気軽にあえなくなるような距離までやってきた。
なぜ?
看護師歴は16年目になる。いわゆる就職氷河期世代やロスジェネ世代と言われ
景気も底の見えない漠然とした不安が立ち込める最中に、看護師として働くしか他に術がなかった。
花嫁道具に看護師免許なんて言った人もいたか
なんしか、私は価値として資格があります働けます。て確証が看護師にはあったように思う。そんな時代だ
新人として働いたことについては後日、話そうかと思う。
どこかに引っかかって無いと、不安という底のない谷間に落っこちそうでがむしゃらに働いたし、仕事がない休日が落ち着かない毎日だった。
落ちたら、きっと這い上がれないし代わりが効かない。
そんな、最中でも看護師の仕事は幸いにも楽しくて、新しい発見といい仲間にも恵まれたと思う。
自分の好きな仕事で好きな病棟だったはずなのに、このまま変らない毎日がある日一変した。
来月で外科病棟は無くなります。
えっ?となった。
そう、病院の経営不振や世の中の低侵襲で高度な医療を求める人たちのニーズも高まり、中小の小さな病院は生き残るために新しい制度に乗るしかなかった。
新しい病棟編成をすると突然宣言高らかに聞いたとき
私の中で外科が無くなる寂しさとショックと同時に勇気が湧いた。
混乱してたのかもしれないし、それが勇気かどうか分からないけど外に出てみたくなった。
看護師の仕事は好きな職で汎用性の高い職業だと思っている。
それだけじゃなくて、もっと自分に対して手応えが欲しい。と、居心地の良かった場所が辛く感じてきた。
同じ世代の方ならこの有名なフレーズが心にあるだろう
Tomorrow never knows
明日のことなんて分からない
だから、不安だし面白い。
じゃあ、折角なら自由で面白い事を探してみよう
昨日までの私と明日からの私について記録していこうと思う。
こうした手記と無職時代のこと就活や制度について、自身が経験したこと学習したことをまとめていきます。
この記録が誰かのヒントになれば幸いです。
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