2. 新たな自己表現の場としてのnote

「ダンスが好きみたいだけど、
ダンスと同じような気持ちになれたり経験ができるものであれば、他のことでも良いのかもね。」
「あなたがダンスを続けていようがいまいが、周りの人は全然興味ないと思うよ。」
ある大好きな友人たちに
数年前に言われた言葉です。
わたしはこの言葉に今救われてるなって思います。

今日は、
前回の初投稿で書かせてもらった
noteを始めた理由のうちの1つ目について
書いていきたいと思います。

プロフィールにもさらっと書いてありますが、
わたしは踊ることが大好きです。

自分の足で立つようになって以来、
音が鳴れば身体を縦揺れする
そんな子供だったみたいです。
そんなわたしを見た母が、
まず初めは赤ちゃんリトミックに、
そしてわたしが3歳になったころにバレエ教室に通わせてくれました。

音に合わせて身体を動かすことがとにかく大好きでバレエを始めた3歳以降、
ジャンヌは色々変わりましたが、
30手前の今もダンスを続けています。
わたしにとってのライフワークなんだと思います。

メンバーと一緒に本番当日に向けて数ヶ月かけて積み上げていく作業とか、
当日舞台の上から見えるキラキラした景色とか、みんなの顔とか指先の表情が本当に美しくて、涙が出るくらい好き。
観に来てくれたお客さんに伝わるものがあったとき、お客さんも涙してくれたり、私が大事にしてるものが周囲に伝わって共感してもらえるととても嬉しいし。
言葉で表すのは難しいのだけど、
こんな感じでダンスが好きなんです。

そんなわたしが去年妊娠しました。
今は妊娠6ヶ月目が終わろうとしているところ。

妊娠前、特にコロナ前は
仕事の後も練習に駆けつけ、
週末は舞台に立つという目まぐるしい生活で
朝8時半に会社に行って、夜は練習後22時半くらいに自宅に戻ってくるような生活でした。
毎日ヘトヘトだったけど、
舞台がひとつ終わった後の達成感は何にも変えられなかった。

コロナになって集まれなくなって以降は、
練習は週末だけになったり頻度は大分減ったけど
それでも妊娠4ヶ月目くらいまでは
配慮してもらいながら舞台に立っていました。

それが今年の2月、妊娠5ヶ月目に入って、急にお腹が大きくなってきて、さすがにもうしばらくは踊れないかもとなっているのが今です。
舞台のスケジュールは入れてないし、
練習にも行ってない。
ただただ仕事して家事しての毎日。

急に自分のストレス発散方法が取り上げられたような感覚で、でも身体も思うように動かないし、常に眠いし(妊娠中めちゃめちゃ眠くなります)、ストレスが溜まっていく状況に特に手を施してなかったんですね。

そしたらある日気づいたら、
仕事中とか寝る前に急に涙が出てくるようになって
自己肯定感もすごく低くて周囲と比べて自分のことを卑下するようになっていたんです。

ふと私って何が好きだったんだろう。
ダンスダンスってやってきたけど、それができない今、何をしたらいいんだろう。
そんな風に思いました。

そんな時、冒頭の友人たちの言葉を思い出したんです。
正確にはずっと心の中に大事にしまってあった言葉たちを引っ張り出したという感じかな。

何か自分を大事にする行動を起こさないと
心が死んでしまうように感じて
その日を境に新しいことをしてみたいなという気持ちに次第になりました。

そこで手軽に始められそうな自己発信ツールを調べ始めたのです。
私は喋ることが苦手で、口で伝えようとすると思うように言葉が出てこないので、音声とか映像は違うかなと思いました。
文字で表現することは苦じゃないので、ブログ的なものから始めてみるのがいいのかなって。
それでたどり着いたのがnote。

noteって、
自分の意思がはっきりしてる人が
情報発信する場だと思っていたのですが、
わたしみたいな形もありなのかな。

ダンスに代わる新たな自己表現の場として
始めてみたいと思います。