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Cornish Pasty

今日は大好きな食べ物の話。
ボスキャッスルという村にお昼を食べに行ってきました。お隣コーンウォール州の北、大西洋に面した漁村で、とても美しい所ですが、今回は村の外れにあるファームショップとレストランでのランチでした。ちょっと歩くとコーストパースに出れて、真っ青な海が広がる崖の上に出れます。絶景です。
コーンウォールはイギリスの一番南西に位置する州で、ケルト系の独特の文化があります。
地図で見ると面白いのですが、アングロサクソン人がヨーロッパ大陸側から移動してきたため人口移動が起こり、元々居た人々が西スコットランドのハイランド地方、ウェールズ、コーンウォール、そしてフランスのブリトニーに押しやられてしまった為、この4地方で共通文化がみられるそうです。
今ではほとんど使われていませんが、コーニッシュという言語もあります。

さて、ランチです。
久しぶりにコーニッシュパスティを頂きました。

左の半月型のパイがコーニッシュパスティ。盛りだくさんのサラダと中央はオニオンチャツネ。

中身は「Traditional」とメニューに書かれたビーフとポテト。コーニッシュパスティは、鉱山の多いコーンウォールならではの食べ物で、元々は鉱夫さん達がポケットに入れていくお弁当だったとか。鉱山の仕事で汚れた手を洗えなかったので、端っこのカールの部分を持って食べたんだとか。さらに、中身も細工があって、片方の端にはアップルとか甘いデザートが入っていたんだとか。
コーニッシュパスティのネタはまだあって、鉱山の仕事をしていた人達がメキシコに移民した時伝えたコーニッシュパスティが、現在ラテンアメリカならどこでも売っているエンパダナスになったという説もあります。
めっちゃボリュームがあったのに、お友達みんながケーキを注文するのにつられてチーズケーキまで頼んだら、これも大きなスライスで、嬉しいんだけど食べきれなかった。。。歳を感じたよ。



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