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Bath

夫婦で楽しんでいるポッドキャスト、"The Rest is History" のショーを観に、ローマ時代の温泉が有名なBathに行ってきました。
Bathに行くのはこれで3回目で、今回は夕方のショーだけでなく、昼間に無料で参加できるウォーキングガイドツアー、そして海王星を発見した科学者の博物館も訪ねてきました。

ショー始まる直前!!ワクワク!!

ショーは18世紀のフランスに記録のある、"The Man in the Iron Mask"のお話と、スペインの冒険家たちの"El Dorado(黄金の国)"を探すお話し。結構ドロドロな内容でしたが、そこはトムとドミニク。上手に面白く語ってくれました。チケットにはポッドキャストの番組を文章に起こした本も含まれていて、夫婦で同じ本を抱えながら夜のBathを宿までスキップして帰りました。

この日は50人位集まってました。

以前ロンドンで、ガイドツアーに参加してとても面白かったので、Bathにもあるかなと調べたら無料のがありました!しかも、1934年から続く団体。さすが! (ちなみにロンドンは15ポンドでした。500もツアーがあるようです)
さて、Bath3回目の私達ですが、ツアーで説明を聞きながら歩くと、同じ道や建物も違った角度で見れて面白かったです。
Bathの有名なハニーカラー石の建築物ですが、一見、馬鹿げたアイディアを持つ起業家と、帝国時代の交易で儲けた投資家たちとの出会いによって出現したようで、なかなか興味深い。
折しも、10月はBlack History Monthで、最近、英国では帝国時代の貢献者たちの銅像が、資産を奴隷制度で培ったとして、街から消えている。
ある意味、この美しいBathの街並みも奴隷制度からのお金なわけで、これも壊すのか?と思ってしまった。
罪のない人間などいない。
私は、黒人の人達が、奴隷制度で儲けた人の銅像など見たくない気持ちもわかる反面、公共から見えなくすることで、歴史が無かったことになりそうで、ちょっと不安を感じる。

Herschel Museum of Astronomy
ちゃんと調べてなかったら、通り過ぎちゃいそうな、とっても小さな博物館。Herschel兄弟と妹が、この、とっても普通なテラスハウスの裏庭で、天王星を発見したかと思うと、ビックリ。しかも、この人達、本業は音楽家で、仕事でドイツから来ていたとか。
自分たちで望遠鏡も作るので、そのための工房もあり、そこでレンズを作るためにガラスを溶かしたり、かなり危ない事もしてたらしい。
そういえば、台所の展示に、中国から輸入されたお茶の板状に固めたものと、拳大に固められたお砂糖も見ることができた。西と東がテーブルの上に載っているわけで、興味深かった。


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