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まじょのごげん

他の方の投稿に対するコメントみたいなものなのですが、長い上に私見が多いのでこちらに書いてしまいました。

「魔女」を意味する「Witch」
この語源は「柳」(と言うか多分楊)を意味する 「Wicce」なのだそうです。魔法とヤナギは関係が深いようですが、それは「魔女」が「薬」を調合することに由来するのではないかと思います。

ちなみにどんなマンガや映画を見ても「魔法使い」は「杖」を使います。この「杖」が「ヤナギの枝」を象徴しているのでしょう。

少なくともヤナギが「楊」であれ、「柳」であれ、戦闘や歩行の補助に使用していたとは思えません。

もちろん、いわゆる魔法を使っているわけではなく、おそらく古代から中世に至るまで最も依頼の多かった薬の調合は「Pain relief」に関するものと思われます。
(よく知られた事実ですが「ヤナギ」は「Salicylic acid」を生み出すものです。)
なので、薬の調合で削ったり、鍋を混ぜたりするのにヤナギの枝を使っていたのでしょう。

つまり「Witch」は「ヤナギの枝を持つ者」という意味になりますなので男女を問いません。

ちなみに「Wizard」は「Wis=賢い」な「Ard=人」と言う意味で、英語圏に語源があり、「魔術師」と言うより「賢者」という立場になります。男性しか相当しないそうです。

女は全部アホなんかいと生物学的にFemaleな私は腹立ちます。


ところでキリストの誕生時に「東方の三賢人」がきました。
彼らこそ「Wizard」とされるべきでしょうが

「MAGI」と称されることの方が多いようです。でも、こちらのほうが「magic」の語源ですので「魔術師」と言えるでしょう。(語源はギリシャ語の『賢者』を意味する『μάγοι(マゴイ)』)

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ちなみに東方の三賢者の名前は各説あります、

Wikiより引用(途中略あり)
『西洋では7世紀から次のような名が当てられている
メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)
バルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)
カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)

シリアのキリスト教会では
ラルヴァンダード Larvandad
ホルミスダス Hormisdas
グシュナサフ Gushnasaph

アルメニア正教会では
カグファ Kagpha
バダダハリダ Badadakharida
バダディルマ Badadilma

エチオピア正教会では
ホル Hor
カルスダン Karsudan
バサナテル Basanater 』

ですが東方の三賢者(博士)と言ってるので、漢字文化圏の人間かもしれません

要するに「名前」と言うより彼らの「象徴」を述べているのでしょう。

こいつらでもありません

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ここでも「乳香」がでてきますが、

どれだけフランキンセンス好きなんだよ

と古代の方に突っ込んでみました。

ちなみにそれぞれの説での三賢者の順番がいまいちそろってない気がしますが
「栄光」「成熟」「死」を象徴する三者が来たはずなので、

日本人が来てたら「隆盛」くん「壮太」くん「納平」くんだったでしょう。

それは冗談として、持ってきたものと当時のベツレヘムの位置を考えたら彼らはシルクロードを経由してやってきたものと思われます。

極めて別の方向に話がそれてきましたので、また一旦終わります。

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