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フリーランスのひとり経理部

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フリーランス日本語教師が、お金回りのことを書いています。
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PayPalの仕訳、どうする?

PayPal(ペイパル)というのは、電子メールアカウントとインターネットを利用したオンライン決済サービスです。 支払うほうも、クレジットカードだけじゃなく、デビットカードや銀行口座から支払うこともできるので、決済におススメです。 私は日本語レッスンのレッスン代を受け取るのに使っています。 Zoom や Calendly の使用料の支払いもPayPal です。 Paypalで入金があったときに、帳簿に記帳する際にどのように処理するかは、いろいろな見解があるようです。 現金で入

レシートの管理、どうしてる?

仕事に必要なものを買ったら、必ずレシートをもらいましょう。 領収証でなくてもかまいません。 これは経費の証拠になります。 とは言っても、最初は「何が経費になるのか」がわからないかもしれません。 仕事に必要かどうかが判断基準です。 仕事に「いつか役に立つかもしれない」とか「仕事を得るために人間関係を作るのに必要」というのが経費になります。 支払いはデビットカードでするのがおすすめですが、 もちろん現金で払ってもかまいません。 現金で払った際は、「私」が「仕事用経費」を立て替

仕事の経費になるものって?

フリーランスで仕事をし始めたときには、何が経費になるかわからないですよね。 これは「もし会社だったら」と考えるといいと思います。 会社でもいろいろなものを買いますし、「地域のお祭りへの協賛金」のように売り上げにつながらないようなコストもあるはずです。 仕事に必要だと判断するのは 交通費(通勤だけじゃなく、仕事に必要な買い物とかの移動のもの全て) 直接売り上げにつながるもの 直接売り上げにはつながらないけれど、ないと困るもの 今すぐには売り上げにならないけれど、仕事を

仕事用の銀行口座を作る

フリーランスとしてひとりで仕事をしているなら、 銀行口座は個人の生活用と分けたほうが絶対いいと思っています。 メリットは 仕事関係の入出金が一目でわかる 経理上の処理が楽になる=確定申告が楽になる 銀行によっては個人事業主も屋号での登録ができます。 (屋号があれば…ですが。) 私はメインバンクでデビットカードも作ってあるので、 仕事用の買い物は全て、そのカードで支払っています。 (たとえ少額でも、です。) そして、帳簿付けには「マネーフォワード クラウド確定申告」を使

ひとりで「福利厚生費」?

福利厚生費という経理上の科目があります。 会社で開催した忘年会のように、従業員のために使った経費を計上するときの勘定科目ですが、一人で仕事をしていると対象となる「従業員」がいません。 ですので、私はこの科目は使っていません。 でも、福利厚生費「のようなもの」はあります。 例えば「新聞図書費」。 新聞は仕事で必要だった時に配達してもらっていました。仕事に使うだろう書籍もすべてこれです。 上級者のプライベートレッスン用に買った『danchu』も経費です。 (使ったのは数ページ

小規模企業共済って、どうなの?

フリーランスには退職金も失業保険もありません。なぜなら定年がないから。 ですが、小規模企業の経営者や役員、個人事業主が退職・廃業をしたときに備える積み立て制度があります。 「小規模企業共済」です。 もちろん家で仕事をしているフリーランスでも加入できます。 加入をお勧めできる理由は3つ。 掛金は加入後も増減可能、全額が所得控除 共済金の受取りは一括・分割どちらも可能 低金利の貸付制度を利用できる 2と3はともかく、「全額所得控除」は大きいです。 確定申告のときに控除され

支払調書が届かないんだけど?

会社員が年末に会社から渡されるものに「給与所得の源泉徴収票」というものがありますよね。年末に渡されているかと思います。 会社員ではないフリーランスで収入を得ている人には、「支払調書」が仕事を請け負った会社から送られてくるのではないでしょうか。 おそらく年明けから2月の初めにかけて送られてきます。 これ、確定申告に必須ではないって、ご存知でした? 企業は税務署に提出する義務があるのですが、仕事をしてもらった個人事業主・フリーランスに渡す義務はありません。 あったほうが便利だ