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“感染感覚”が同じ人としか、結局通じないのだよ

フリーランスのライターという生業である以上、毎日の予定の大半は、自分では「新型コロナウイルスに感染するかどうか」での行動の選択肢はありません。

そのため、自分で取り得る最高クラスの予防策を取るわけです。でも、マスクはしても、フェイスシールドとかはつけてませんけどね。


実のところ、私は、子供のころに学校で1度もらってきた以外に、インフルエンザにかかったことはありません。就職までは一緒に暮らしていた家族全員ないです。

さらに加えていうと、就職後も、同じ編集部にいた部員が次々とインフルエンザに感染して出社停止になっても、一人だけ感染せずに出社し、電話対応しまくったことが何度もあります。

それは、基本の除菌ができていたんだろうというのが、いま振り返っての結論です。その習慣のおかげで、現在存命の唯一の家族である実妹も、新型コロナウイルスはもちろん、インフルエンザにも記憶のある限りは罹患していないようです。

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じゃあ、何をやっていたのか?


それは、

「手を口に触れさせない」

「食べる前には、手を洗う」


以上、です。

そんだけ。


でも、たぶん多くの人は、ついつい自然とやってしまうことなんです。うちの姉妹は、「手は洗うもの」「口に入れたら、ばい菌がね」と言い聞かされて育っているので、無意識での口元に手をやる、という仕草がないのだと思います。

マンガのお上品なキャラがやる、おほほって口に手を当てて笑うのもね。


そして、家の中にいても「ごはんの前だから、手を洗ってね」と母に言われて、洗う。自分の部屋から来ても、洗う。


普通の地方公務員の家庭でしたが、父が救急車を運転する地方公務員だったので、ウイルスには気を付けていたのかもしれません。そんな難しいことは、言われた記憶はないですが。



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いま、新型コロナウイルスについて、様々な意見があります。

ひとつには、重症者が減ったことにより、「風邪と同じレベル」って言っている方もいますね。


2月から、私の変わらぬ考え方は、「うつらないし、うつさない」。

そもそも、自分がもらわなければ、誰にもうつさないのです。


それの効力、感染力は関係ないです。人の体調、体質、罹患歴、遺伝子などなど、感染したことによってどんな作用を及ぼすのかはいろんな要因があって、まだまだ未知数のウイルスです。


私が予防し、自分ができるレベルの自粛をしているのは、うつらないし、うつさないためです。インフルエンザ同様に、自分で予防できると経験上確信があるレベルのプライベートの外出はしています。一方で、確信が持てないものにはお声がけいただいても自粛しています。

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例えば、私が、今日感染が判明したとします。


今週、新しくオープンする店舗や商業施設に取材しました。


そのすべてに、「新型コロナウイルスに感染しました」とお伝えしなくてはなりません。


それ以上に、辛い作業はないのです。

新たな門出を応援するために取材しているのに、それに泥を塗るのです。


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もちろん、いろんな考え方はあるし、これは私の判断です。


本当に、うつらない・うつさないを守れているのか。


この「感染感覚」が、とくに最近の数値や状況に対する反応を見ていると、差が広がっていると思います。

ここまでやっても感染してしまうのか、って自分が愕然とするレベルまで予防、それしかできないのです。


ただ、緩めている人が、厳しいままでいる人を非難しないでほしいです。みんな、事情があるんです。私の場合は、取材先に迷惑をかけたくない。それだけです。感染したニュースでは感染した人が責められているけど、経済周りでは自粛をしている人がなんか肩身が狭い…。

こんな話しても、通じる人には通じるし、通じない人には通じない。

これはね、本当に個々人のことでしかないんですよね。ただ、私は(少なくとも自覚症状のあるレベルでは)新型コロナウイルスにはかかっていないと思うし、本当に感染したくないのです。普段より手を洗っているようで、例年ならば皮が剥けない位置の指が荒れてるのも、まぁ仕方なし。


ウイルスがピンク色とかついていて、見えるようになればいいなあとぼんやり思っているんですけど。


自分が大切にしているものを守るためにも、もう一度きっちり意識したうえでの、ステキな4連休を。





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