【Tableau】関数メモ(INCLUDE)

  • INCLUDE
    指定されたディメンションとビューのディメンションを使用して集計を計算します。
    <構文>
    { INCLUDE  [ディメンション1 [,ディメンション2]…] : 集計式 }

FIXEDとの違いは、INCLUDEでは指定していないビュー内の他のディメンションも考慮して集計されるところです。

FIXEDとINCLUDEを比較しながら使ってみます。
まず、「オーダー日」「カテゴリ」毎の売上合計の表があります。

売上合計の部分を、INCLUDEで「カテゴリ」毎の売上合計とした計算式に変更してみます。


「オーダー日」「カテゴリ」毎の売上合計の表と同じ値が表示できました。INCLUDE の計算式では「カテゴリ」のディメンションしか宣言していませんでしたが、「オーダー日」も考慮した集計がされています。


FIXEDとどう違うのか比較のため、FIXEDでカテゴリ毎の売上合計の表を作成します。

上2つのグラフと比較すると、FIXEDは値が違っています。これは「カテゴリ」ごとの売上合計で集計されていますが、「オーダー日」が考慮されていないためです。


INCLUDEと同じ表示とするためには、FIXEDで指定するディメンションに「オーダー日」も追加する必要があります。

FIXEDでも「オーダー日」と「カテゴリ」を指定することで同じ値が表示されるようになりました。

ビュー内の他の値を考慮して集計したい場合はINCLUDEを使い、特定のディメンションのみで集計したい場合はFIXEDを使用するのが良いようです。

参考:https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/calculations_calculatedfields_lod.htm#include

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