【Tableau】関数メモ(LOOKUP)

  • LOOKUP
    現在の行からの相対オフセットとして指定されたターゲット行にある式の値を返します。
    <構文>
    LOOKUP(式 , [オフセット])

現在の行から指定した部分の値を取得することができる関数です。
試しに使ってみます。以下のように、オーダー年が入っている表があります。

オーダー年


LOOKUP関数を使って、オーダー年の表からを別の行の値を取得したいと思います。そのための計算フィールドを作成します。
下の例は、[オフセット]の部分に「1」を指定しているので、現在の「オーダー日」から1行下の値を取得する形になります。

LOOKUPを使って1つ下の行を参照する


作成した計算フィールドを、行に追加してみます。各行1つ下の「オーダー日」が表示されています。「2016」の場合は1つ下のターゲット行が特定できないためNULLが入ります。

1つ下の行を取得


同じ計算フィールドでオフセットに「0」を指定すると、そのままの行の値が入ります。

オフセットを0に


LOOKUP関数をフィルターとして利用することもできます。LOOKUPを利用することで、シート内の他の値に影響を与えずフィルターすることができます。
例えば、以下はサブカテゴリごとの「売上」と「売上の前年比成長率」の相関を表したものです。この相関図を各年で切り替えて表示したいとします。


この時、オーダー日の年でフィルタしようとすると、、、

指定した年で他の値も絞り込まれるので、真っ白に。。。



ここでフィルターにLOOKUPを利用すると、値に影響を与えずフィルタすることができます。
まず、以下の「年度切り替え」の計算フィールドを作成します。


「年度切り替え」の計算フィールドをフィルターに追加します。


すると、年ごとのフィルターで切り替えて表示できるようになりました。

参考:https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/functions_functions_tablecalculation.htm#lookupexpression-offset


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