【Tableau】関数メモ(FIXED)
FIXED
指定したディメンションのみを使用して集計を計算します。
<構文>
{ FIXED [ディメンション1 [,ディメンション2]…] : 集計式 }
「:」の前で宣言されたディメンションのみを使用し、「:」以降の集計がされます。
試しに使ってみます。
顧客ごとのオーダー日を表した表があります。ここから顧客ごとの最も最新のオーダー日を出したいとします。
「最も最新のオーダー日」 = 「最大の日付」と考え、MAX([オーダー日]) を行に入れてみるとどうなるでしょうか。
「顧客ID」「オーダー日」行ごとのMAX([オーダー日])が表示される形となり顧客ごとになっていません。顧客ごとのみ考慮して集計してほしい場合は、FIXEDでディメンションに「顧客ID」を宣言します。
{ FIXED [顧客 Id]:MAX([オーダー日])}
「顧客ごとの最終購入日」の計算式を行に追加します。
「顧客ID」のみを考慮した形で集計がされました。顧客IDごとの最終購入日が表示されています。
また、FIXEDでディメンションを指定する必要がない場合は、「:」の前を省略できます。
例えば、全オーダー日から最新のオーダー日を取得します。
{ FIXED :MAX([オーダー日])}
この場合は、他のディメンションの影響を受けず、全体のMAX([オーダー日])が表示されます。
参考:https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/calculations_calculatedfields_lod.htm#fixed
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