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#質量への憧憬 の後には、見えてなかったものが見えるようになる

目線が変わる

視点が変わる

あらゆるモノが愛おしくなる

音楽家や、画家の紹介の時に、「作風は当時の◯◯の作品に影響を受けている」って書かれていることがあると思いますが、その意味がやっと少しだけわかった気がしました。

私は落合さんの作品を見た後、今まで見ていた景色が違って見えて、今までとは違うモノにスマホカメラを向けていました。

ぜひ会場に足を運んで、そしてその後に少し街歩きをしてみてください。

今まで見てきた風景が、
急に愛おしくなってくるのです。

今まで見えてこなかった小さな物質に、
とても興味を抱くようになるのです。

2019年1月31日に、私は落合陽一 さんの展覧会「質量への憧憬」を観てきました。

最初に見えた【波】の写真に、衝撃を受けた

個人的にそこを切り取るのか~いう驚き。おぉーほぉーと心の声がたくさん叫んでました。

波の作品を見た後に、会場のすぐそばを流れる海の波の動きにふと目がいき、なんだか、普段見てたものとは違うものを見ているような感じで、波の動きに酔いそうになりました。

作品ももちろん独特で面白かったのですが、私はそこに寄せられている言葉にもとても惹かれていました。

言葉からも学べる

今回の作品は【質量への憧憬:都市】【質量への憧憬:根】等、カテゴライズされていました。

その後に、それぞれ落合さんからのお言葉があるのです。

例えば、【質量への憧憬:看板】には、

看板に蓄積された貼り痕が時間と空間の結晶を見せる

と、書いてありました。


貼り痕!!!!!!

看板の中でもそこに注目するのかー。。。!

私の脳内パンク寸前でした。

展示を見終わり街を出ると、ボロボロの看板が逆に愛おしいし、少しの汚れが「たくさんここで生きてきたんだね」って、看板に語りかけてました。あーびっくり

そして、最寄駅も降りたら、自分の欲望のまま、スマホシャッターを切っていました。

錯覚を起こしたかのような、落合さんのフィルターが一瞬乗り移ってるかのような、

今までだったら目に留まらない景色が、すごく鮮明に見えてきて、、、

あー撮りたい。納めておきたい。という欲望が爆発してました。

*モノクロの写真は全て私が撮影した写真です...

作品を見ながら自分の脳が勝手に話始めてた

「送電線って、写真撮るとき邪魔だなって思うこともあるけど、こうやって切り取るのかぁー」

「おぉーこの光の差し込み具合!!!気づかなかった」

この写真を自分のカメラ越しに覗くと、より光の差し込み具合が際立って見えて、その美しさにうっとりしました。最初は光の差し込みに気付けてなかったんですよね。

ファインダー覗いた瞬間、気づくことってたくさんある。だから、カメラは楽しい。新しい気づきをくれるから。

枯れた木見ても質量を感じたことはないというか、質量ってなんのことだからちょっと、よくわからなくなって、ググってました。おそらくこの会場で「質量」って、めっちゃググられまくってると思うのでした。

よくある、東京Tweetランキング今一位です!で例えるなら、天王洲アイル、ググりランキングは質量が一位だと思う。(妄想w)

「早く枯葉に出会いたい」と、私の脳が申しておりました。

「のれん。裏から撮るのねー」そこの店主やお客さんを勝手に想像したくなりました。

あぁ、楽しかった。


こちらの展覧会は、2/6(水)までやってます。

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