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にしがきゆうこができるまで vol.11

アメリカ留学話後編です。

幼稚園でのボランティア

上級クラスになると選択科目があって、
ビジネスイングリッシュだったり、
大学入学を目指すクラスだったり、
自由に選ぶことができました。

そもそもの留学の動機が
「世界中に友だちを作りたい!」だった私。
ビジネスと言われてもピンと来ず、
大学へ行くつもりもなく、
選んだのはボランティアのクラス。

老人ホームもしくは幼稚園へ行き、
ボランティアしながら生きた英語を学ぶ、
というクラスで、子どもが好きだった私は
幼稚園のコースを選びました。

週に1,2回だったかな?
幼稚園へ行き、先生のお手伝いをしながら、
浴衣を着て日本のことを紹介したり、
みんなで手巻き寿司を作ったり。

海苔については、先生から
「子どもたちは海苔って言うと嫌がるから
黒い魔法の紙って言っておいて、
食べてから『海苔』と伝えた方がいいわ」

とアドバイスをもらい、
実際そうしたところ、「海苔」と聞いた途端
「ウェーッ!」と言う子どもたち。笑
アメリカの子どもたちにとって
海苔はいいイメージではないことを知りました。

そんな幼稚園で何より衝撃だったのは、
園児が自分のお気に入りのものなどを持ってきて、
みんなの前でプレゼンする時間。

こんな小さな時から、
人前でプレゼンする練習をしているのか…!
そりゃ、アメリカ人はみんなプレゼン上手だし、
日本人は下手だと言われる訳だ。

とめちゃくちゃ納得したのを覚えています。

日本でも、少しずつそういう動きが
なくはないようですが、
もっともっと、どの幼児教育でも小学校でも、
プレゼンの機会が増えるといいのにな、と思います。

アメリカ留学で得たものとは?

当初は6ヶ月の予定でしたが、勉強が面白く、
あと2ヶ月あれば一番上のクラスで学べる、
ということで、2ヶ月延長して滞在。

大学の授業も傍聴しましたが、
さっぱり分からなくて進学はやっぱり断念(笑)

8ヶ月の滞在期間のうち、
スクールトリップでDCやNYにも行き、
学校が休みの期間中には友だちとレンタカーで
カナダやオハイオ州にも行きました。

2000年の大半をアメリカで実際に過ごし、
一番感じたことはアメリカの国力です。
何もない土地が延々と続いている様子を見て、
アメリカの持つ「資源」のレベルが
日本とは桁違い
だということを肌で感じました。

これは、本当に行かないと、頭では解っても
「感じる」ことはなかったことだと思うので、
行ってよかった、としみじみ思うことの一つです。

また、小さなカルチャーショックをたくさん経験し、
自分の受け皿がグッと大きくなったことは間違いなく、
それも留学の何よりの成果の一つ。
留学経験者なら、あるあるかもしれません。

そして英語力は、帰国前に受験したTOEICで
895点だったかなー?
結構な高得点を取ることができました。

大学受験もしていなかった私は、
留学当初の語彙数がとても少なかったと思います。
ただ、元々読書好きで文脈から意味を推測する、
ということは割と得意な方だったので、
英語で英語の授業を受けることで、
その中で使われている単語の意味を推測しながら
自分でも使える語彙を増やしていきました。

なので、日本語の意味を聞かれても的確に答えられない、
という単語も実は多かったです。

8ヶ月の留学期間を終え、
あることで日本から帰国要請があり、
喜び勇んでクリスマス前にアメリカを後にしました。

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