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「べき」を手放したらできたこと

身体と心の声になるべく正直に生きている私ですが、
こんな私でも「べき」がまだまだありました。

それを一つ、手放すことで、
一つ、進歩がありました。

12月の憂鬱

12月に入ると、年末ならではのアレコレが
耳に入って気になってきますよね。

『クリスマスプレゼント用意しなきゃ…』

『今年はおせちどうしよう?』

『仕事もここまではカタをつけておきたいな』

『年賀状のこと忘れてた!!』

考えなきゃいけないことも多くなるし、
こなさなきゃいけないタスクも多くなる。

小学校は短縮授業になったし、
給食も今日でおしまい。

そして、

『大掃除しなきゃなー』

私にとって一番の憂鬱がコレです。

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掃除が苦手。好きじゃない。

掃除、苦手なんです。

だから、普段からピカピカ、とは程遠く、
大掃除を頑張らなきゃいけないタイプなのですが、
苦手なものに【大】がつくなんて、
ますます敬遠したくなります。

毎年、キッチンはそれなりにやりますが、
それ以外は正直、気が向いたところだけ。

今の家は中古で購入して、
長女の妊娠中に引っ越してきたので、
「子どもが小さい」を言い訳にして
大した大掃除もしてきませんでした。

夫も、下手したら30日まで仕事、
そして4日には仕事始め、みたいな仕事なので
戦力としてはあまり期待できません。

いろいろ気になるところはあるものの、
見て見ぬふりをしているところも…。

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ふと気がついた

そんな感じで今年も12月がやってきて、
確か最初の日曜日でした。

その日、夫は出勤。

子どもたちと3人で出かける予定もなく、
クリスマスツリーを出すために
まずは部屋を片付けよう!と
子どもたちにも声をかけていた日。

寝室の換気をしようと窓を開け、
二重窓の外窓が結露でいっぱいだなー
サッシも汚れているなー
と気になったのが始まりでした。

結露を拭くのに1階の洗面所まで
雑巾を取りに行くのが面倒で、
手元にあった、ちょっと乾燥している
おしりふきを手に取りました。

もうおしりふきが必要な年齢の
子どもはいないのですが、
以前、Amazonの定期購入で
キャンセルしそびれて届いたものが
たくさん残っているので、
普段からウェットティッシュ代わりに
使っているのです。

乾燥したおしりふきで結露を拭き、
湿った状態になったもので
ついでにサッシの汚れを拭き、
汚くなるとポイ。

溜まった汚れはそれだけで取れず、
さらにおしりふきを使って掃除を続けました。

もちろん、おしりふきは何枚も使いましたが、
おかげで洗剤も使わずピカピカに。

そこで気がついたのです。

私は、雑巾を使って掃除したときの
その雑巾の後始末が嫌いだった
のだ、と。

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思い込みがある、という発見

なぜ?って、大した理由はなくて、
「すぐ臭くなる」「めんどくさい」
くらいのものだけなのですが、
おしりふきで拭いて捨てたらOK!
と思った途端、心が軽くなりました。

これまで、「大掃除は雑巾で」っていう
思い込みがあったんですね。

雑巾を使うべき、使い捨てはダメ、
そうやって自分を縛っていたようです。

子どもの手や口を拭いたり、
目についたちょっとした汚れなんかは
日常的におしりふきで拭いていたにも関わらず、です。

そういう思い込みが自分にもあった、
ということも今回の発見でした。

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自分にOKを出せたら、あれもこれも
気になったところをどんどん拭くようになって、
キッチンもそれでほぼ、綺麗になりました。

もちろん、大きい掃き出し窓なんかは
おしりふきではあまりにも心許ないので、
雑巾を使うことになりそうですが、
雑巾というか古タオルがたくさんあるので
使い捨て雑巾にしてやろうと思っています。

自分にとっての最善を選ぶ

え〜!もったいない!と思う人も
やっぱりいるとは思います。

でも、その人が掃除してくれる訳じゃない。

掃除をする気がないならそれでもいいけれど、
したい、しなくちゃ、という気持ちがあるなら、
ちょっとでも自分がラクにできる方法を
選ぶ、というのは大事なこと。

そういうことがわかっていたつもりで
まだまだ実践できていないところがあったなぁと
改めて感じた2020年の12月でした。

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