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異質の発想を持とう。異なる事を恐れるべからず。

以前就任していた仕事での話です。
事業状況が宜しくなかった為、コスト削減と売上向上の戦略が必要な状況でした。しかも、劇的な変化が必要なレベルで。

私は色々な事を発想するのが好きなので、良くしていきたい一心で、あれこれ提案を致しました。

例えば、
「東南アジアのサプライヤーを開拓しましょう!今すぐリサーチを開始出来ます。」(Made in Japanが売りなのに)

「こんな商品を顧客に提案しましょう!」(会社のプロフィールは取扱い商品1種だけなのに)

「今あるxx部の仕事、全部アウトソーシングにしましょう!」(今でさえルーティン化出来ていないのに)

「買付先が見つからないならば、何故自社で生産しないのですか?」(製造業ではないのに)

など。

私の意見では、上記のカッコ書き( )の内容は既成概念です。
うまく行っている時は現状維持+より良い手段やアイデアを取り入れれば良いと思いますが、変化が必要なフェーズでは、既成概念を取り払う必要があると思います。

傍で私の発想をあれこれ聞いていた、外部の方から、「あなたは何故そんな風にあれこれ色んな事を思いつくのですか?」と聞かれたことがあります。
端的に言えば、私が好奇心旺盛で、出る杭として打たれる事を全く恐れない事が理由だと思います。出過ぎた杭は打たれません。

実際に取り掛かる段階以前に、マインドの中で新しい発想に拒絶反応を起こす経営者も少なくないように思います。
もちろん、新たな施策を実行するには十分なリサーチが必要ですが、リサーチで予測可能な範囲はあくまで仮定に過ぎない事が多いのも事実でしょう。

大切なのは、データや仮説を読み解く力+“感性と実行力”。

日本は良くも悪くも協調性を重んじる文化なので、人と違う発想をする、人と違う行動をする、という事に眉をひそめがち。
お・も・て・な・しの文化の裏は、み・な・お・な・じ。

空気を読むのは素晴らしい文化だと思いますが、人がどう思うのかを気にし過ぎて、思った事を伝えない、異質な物を否定するのは少し緩和が必要ではないでしょうか。

生き物は皆、毎日同じ習慣の中で生きる事を心地良いと感じ、変化を恐れるものですが、これを敢えて変えてみる事をお勧めします。
今までやったことのない事をやってみる、行った事のない所に行ってみる、話したことがない人達と話してみる。
+他人が自分をどう思っているのかを気にしない。

日常生活でも経営でも、異質を恐れないマインドがどんどん生まれると良いなと個人的に思います。



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