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ラダック旅行③ l 2日目は上下ラダックを巡る・前編
ラダック旅行記の続きです!
2日目は朝7時に起床。
車をチャーターして、午前中は下ラダック、午後は上ラダックを観光する予定である。
朝食はホテルのブッフェでスイカジュース、フルーツ、パンケーキを食べて、8時に出発。
初日の昼に高山病を発症したメンバーは体調が回復したのだが、昨日一緒に動いた2人が昨晩から高山病でダウン。
本日はとりあえず4人で出発することになった。
もともとは下ラダック→上ラダックは一気に見て回る予定だったが、上ラダックに行く前にレーのホテルに一度寄り、2人が回復していたら昼食から合流してもらう方針とした。
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上下ラダックの上と下はインダス川の上流か下流かという意味らしい。
レーの西、インダス川の下流側にあたる地域は下ラダックと呼ばれていて、ラダックを代表とするゴンパの数々や、貴重な仏教美術の残るスポットが各地に点在している。上ラダックに比べると各スポットの距離がかなり離れている。
西側は下流なのか、逆じゃないのか?と思ったが、ぐねぐねしているのでそういうことらしい。
出発
道すがら絶景だらけで窓全開でたくさんずっと写真撮っていた。
ただレーの近くはトラックや軍関係の車がよく通り、排気ガスや砂埃でゲホっとなった。
このあたり一帯は軍関係の敷地ばかりのようだった。
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途中で View point がいくつかあり、写真撮影できるよう道路にパーキングスペースが取ってあった。
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サンガムポイント Sangam point
ザンスカール川とインダス川が合流するところは、view point として人気らしい。
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川の色が違うのは底に堆積している土が違うからとのこと。
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今回の御一行は、みんな高山病予防に水を多めに飲んでいるのでトイレが近い。さらに休憩のたびにもれなくチャイを飲むので、普段の生活以上にトイレ休憩が必要になる。
ドライバーにトイレまだ?、と急かし、レストランやカフェ店員にまずトイレはどこかを聞く。
日本人が綺麗好きだと思われているのか、だいたい「きれいじゃないけど、、」と言われながらトイレに案内される。
綺麗なトイレなんて期待していない。壁があれば十分である。
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カフェがあるのに、トイレはやたら離れた屋外にある。浄・不浄の名残がここにも。。
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だいたいラダックのトイレ休憩で使わせてもらうトイレはこういう穴だけのものが多い。そしてカフェやレストランに併設されておらず、ちょっと離れた河岸などに別個に建てられていることが多い。
釣り船に乗った時のトイレに似ているな、と思った。
たまに結構穴が大きくて、ちょっと間違えると落ちそうになる。
このトイレ、下は河原であるが結構高さがある。いまここで落ちたら命は助かるかもしれないが、幾千人もの便まみれだから車には乗せてもらえないかなとか考えていたらちょっと足が震えた。
無事トイレも済ませ、さらに車を走らせるとだんだん高度が上がり、景色が変わっていく。
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アルチ・チョスカル・ゴンパ Alchi Choskhor
まず有名なアルチ・チョスカル・ゴンパへ。
チベット文化圏でも1、2を争う貴重な仏教美術の宝庫らしい(地球の歩き方より)
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さすが有名なお寺だけあって、外国からの観光客が多かった。
インドの別のエリアからきている日本人観光客とも会った。
ここは道沿いにお土産屋さんがいっぱいあり目を惹く。
ところ狭しと仏像やアクセサリー類が敷き詰められていて、すごい品揃えである。写真映えするのでみんなで撮影をしていたら
「Buy something !!」
と店主らしき女性が出てきた。
写真撮ると一枚100ルピーだよー、と言っていて愉快な人だった。
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寺院の手前にはたくさんのマニ車があった。時計回りに回すのが正解とのことで、すれ違った観光客が向こうから順に回していた。帰り道で回すと歩きながら時計回りに回せるようだ。
マニ車は回すと1回でお経を1回読んだことになるらしい。
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メインの寺院は写真禁止だった。
携帯は必ず預けるように言われ、みんな差し出したら、自分でロッカー入れて、と。
おおロッカーなんてあるのか。けっこうきれいで感動。鍵もかかる。
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中にはいくつかお堂があって、靴を脱いでお参りする。携帯やカメラを持ち込めないこともあり、とても静かだった。
南インドのヒンドゥー寺院と圧倒的な違いはこの静けさだと思う。ヒンドゥーはイベントがお祭りみたいに大音量で、賑やかだが、仏教はお経も空間の雰囲気も厳かで静かだ。
お堂の中は仏像も迫力だったが、それ以上に壁の曼荼羅に感動した。
仏画も大きくて鮮やかに残っていた。
私は無宗教だが、やはりヒンドゥー教より仏教のそれに感動を覚えるのはやはり日本人だな、と感じる。
帰り道ではひたすらに小さなマニ車を回した。
連なっているので、最初から最後まで回さなければいけない義務感に駆られ、何箇所かあるとちょっと大変である。
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先ほどのお土産屋さんを物色。店員不在の店が多いが、品物を見ているとすぐさま店員さんが遠くからやってくるので、いくつか店を掛け持ちしてるようだった。とにかく物がいっぱい並んでいて品揃えが豊富だった。
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他で見たことのないような商品もあり、ガネーシャのろくろ首は12000ルピーと高額だった。
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このろくろ首タイプのものはあんまり他で見かけないので、買う価値はあったかもしれない。
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これ欲しかったが高過ぎた。
「高い」と日本語で言うと「高いとか言うんじゃない!」と店主に怒られた。
「ブロンズでできていて、染色はOO(聞き取れなかった)を使っていて、とにかくいいものなんだから!」と。
ディスカウントしても11500ルピーだった。
高いよー
ちなみに1番大きいのはワンラック 100000ルピー!
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さすがにボリすぎなんじゃと思うが、ここの店主の女性と喋るのは面白くていろいろ値段を聞いていた。
結局私は欲しかったマニ車のミニチュアを並びの違う店舗で購入した。
レーにもお土産屋さんはあるが、ここで150ルピーで売っていたものが400ルピーだった。
マニ車もレーだとあまり種類がないようなので、欲しい物があったらここで買っておくとよいと思う。
あんまりディスカウントをせびると「価値をなんだと思ってるんだ」的に店員さんがキレてきてその会話もまた面白い。
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800と200で1000ルピーだったが、100ルピー負けてもらった。
とてもかわいい。お気に入り。
ゴンパを後にし、次の目的地へ。
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途中、川を渡る。増水しているそうで水の流れが速かった。
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サスポル・ケイブ Saspol Caves
次の目的地、サスポル・ケイブ Saspol Caves (石窟寺院)へ。
舗装されてない砂利の崖を車で上がり、階段のないところを足で登る。
スリル満点の石窟寺院である。
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上の寺院とは別に穴蔵がいくつかあり
修行僧が住んでいたのか、生活した跡が残っていた。
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ちょっと怖い。
帰り道は足元と風景の動画を撮りながら降ってきたのでちょっとひやっとする瞬間があった。
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個人的には観光地化されて派手なところより、こういう小さなアクセスの良くない寺院の方が好きだ。
眺めもよくて最高だった。
スピトク・ゴンパ Spitok Gompa
レーの空港そばのゴンパである。
お昼をとうに過ぎてお腹も空いてきたので、ここは内部まで登らずに、周囲を眺めてマニ車を回すくらいにした。
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マニ車の上部には細い棒がつき出していて、一周すると上から吊る下がっている小さい鐘が鳴る仕組み。
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このあとホテルに戻り、レーで昼食を取ったあと、上ラダックへ行った。
また長くなってきたので回を分けたいと思う。
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