第４回 小平でがんサロン～CancerおしゃべりCafe＠ビレッジグリーン　開催しました！

第４回 小平でがんサロン～CancerおしゃべりCafe＠ビレッジグリーン  開催しました！

小平市内グリーンロードは新緑に溢れ、鳥のさえずりが聞こえます。
久しぶりの定例サロンは今回こちらのカフェを利用させていただきました。

窓の外は緑がいっぱい！
目の前のガーデンには春の花が咲き乱れ、元気をくれます。

久しぶりのお馴染みメンバーや、新たに遠くから来てくださった方も。うれしいです♬

最初に水戸部から、サロンの趣旨や読売新聞記事や本のご紹介等。
会員のsobaudonさんがステキな挿絵を描いてくださったことをご報告。


今回お話しいただいた印象として、当事者の方は日々の生活の中での戸惑いや葛藤、正しいがん情報の取り方に苦心されている様子でした。
人にはなかなか言えなかったことを今日この場で話してるうちに、自然に涙があふれてしまう方も。

広く知っていただきたい生の声なので、個人を特定しない表現でご紹介します。

医療的なこと

・胃を全摘したので、食べることに苦労している。特に食物繊維の多いもの（たけのこ、キノコ類）や甲殻類が消化できないので、咀嚼が大事。腸液が逆流してくると、気持ち悪い。
・頓服の鎮痛剤の利用は副作用が出ないように量を調整している。
・乳がん（トリプルネガティブ）で治療はしつくした。何事もなく、過ごせているが、子どもに接する仕事なので体力勝負。
・風邪を引きやすくなった。
・乳がんと子宮がんが同時に見つかった。入院・手術を繰り返した。
・手術後、痛みやしびれ、むくみが続いている。いつまで続くのか？
・乳がんで手術後、むくみに気を付けている。5年経ったが、まだ痛みがある。
・抗がん剤の副作用で関節の痛みやこわばりがある。
・抗がん剤を投与し続けているため、自分の素の状態が分からなくなった。休薬を検討している。
・胃がんで手術したため、外食が難しくなった。
・抗がん剤を途中で止めた。飲み薬も止めてしまった。
・レジリエンス外来を受診してみたい。

気持ちに関して

・介護の仕事をしているが、それまで知ったかぶりしていた。がんに罹患したことで、自分事として利用者に歩み寄れるようになった。
・当事者家族が話をする場がないので、このような機会はありがたい。
・経験を財産にしたい。
・手術後、あとはどん底からはい上がるだけ！と思っていたが、元に戻れない自分が不安で、アップダウンがある。ここでしか、言えないことがある。
・検査後、結果が来るまでの1か月間、本当に苦しかった。
・希少がんの情報の無さに不安になった。仲間がいない。
・がん告知から1年間、笑えなかった。学生時代の友達と疎遠になっていたが、このサロンがきっかけで報告できるようになった。
・気持ちが落ちては上がり、孤独を感じる。前の自分に戻れない、焦り。話せる人がいない。このような機会が嬉しい！緑がきもちいい！
・遺族の声：怒りっぽくなったことに気づき、変だな？と思った。

新年度の変化や目標など

・くすぶっていた趣味のイベントに参加することを今年の楽しみにしたい！
・家族や友人など、周りががんだらけ。がんを勉強し、人の役に立ちたい！
・美味しいお酒を飲むことを楽しみにしている！（多数）
・家族が新生活をスタートさせたので、忙しい！

情報共有

・病気休暇制度（厚生労働省）リーフレット
新設されて間もない制度なので、これからかと思います。通院には有給休暇を充てざるを得ないため、子どもの学校行事等のために有休をとり控えてしまうことがあります。がんに限らず、このような制度やお互い様の風土が広がっていくことを期待しています。

まとめ

今回もお互いの話を聴き合うことで、沢山の気づきがありました。
経験して、共有し、知識や判断力を身に着け、乗り越える…
今まで忙しくしてきた分、少し立ち止まって、大事なものを見つけたり、自分の生き方を改めて考えたりするタイミングなのかもしれません。

悩むことはいいことなのです。
すぐに答えを出さなくてもいいのです。
グラグラすることも大切なのです。

この度はグリーンビレッジさんに沢山のご協力をいただきました。
本当にありがとうございました！

緑に囲まれながら、ほっこりお茶していると、色々なことが浄化されてゆくようです。

都心から来てくださった方が、
「ここにいたら、気持ちが落ち着きます🍀小平に通いたい！」
と言ってくださいました。うれしいです♬


ご参加のみなさま、ありがとうございました💗
また、お会いしましょう！

https://sites.google.com/view/cancerosyabericafe/#h.3pmfw9mna01h

CancerおしゃべりCafe