10月30日クローズアップ現代+で「ひきこもりと発達障害」の番組放送
大人の発達障害についてよくTVで取り上げられるようになりました。
特にNHKでは、発達障害についての特集を多いですよね。
NHKでは、これまで1年以上にわたって、
ひきこもりについて取材を続けてきたなかで、
当事者やその家族から数多く意見が寄せられたきたそうです。
その中で多いのが、ひきこもりと発達障害の関係についてです。
新潟県長岡市でひきこもり外来を開いている
「ながおか心のクリニック」の精神保健福祉士、河合純さんが
今年1月から8月までにひきこもり外来を受診した人たちを
対象に調べたところ、67人のうち発達障害と診断された人は
22人に上ったと明らかにしました。
その割合は、32.8%だったそうです。
もちろん発達障害だからひきこもるというわけではありませんが、
先ほどの割合から見ても、発達障害が原因でひきこもりになるという
ケースは少なくないと思われます。
大人になって引きこもると、そのまま長い時間を
経過してしまうことも珍しくありません。
発達障害の可能性がある場合、ひきこもらないためにも、
できるかぎり早く診断したほうがよいのでしょうか。
いろいろなケースが考えられるため
一概に早ければいいと判断するのは難しいですが、
もしかしたら発達障害かもしれないと思われることがあるのであれば、
周囲の人たちが本人の特性をみながら、
どのような配慮や声がけをすればよいのかを考えることはできそうです。
その対応がうまくいけば、ひきこもりになることを避けられたり、
周囲とのコミュニケーションが
取りやすくなることも十分考えられるからです。
NHK クローズアップ現代+「長引くひきこもりの陰で~見過ごされる中高年の発達障害~」
放送日時:2019年10月30日(水) 午後10時00分~10時30分
チャンネル:NHK総合
これまで1年以上にわたって、ひきこもりについて取材を続けてきたクロ現+取材班。
そのなかで、当事者やその家族から数多く意見が寄せられたのが、ひきこもりと発達障害の関係だ。
「小さいころのいじめがきっかけでひきこもりになった。30代で発達障害とわかったが、つまずいた原因がもっと早くわかっていれば、ここまで人間関係に悩まなかったのでは」。
「家族が精神科の受診に拒否感を示し、診断が受けられなかった」。
調べてみると、ひきこもり=すべての人が発達障害ということではないものの、以前から医療関係者や支援の現場ではこの関係性について指摘されていたことがわかった。
また、発達障害が見過ごされたまま、ひきこもりが長期化し、合併症などで苦しむケースや、間違った対応で、より事態が深刻化してしまうケースも。当事者の声をきっかけに、医療、支援現場の実態を取材した。
出所:NHK クローズアップ現代+「長引くひきこもりの陰で~見過ごされる中高年の発達障害~」10/30
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