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産後のめまぐるしい身体の変化 私の場合

42歳、双子出産後に私の身体に起きた様々な変化は、こんな感じ。産後2ヶ月の時点で。

1. 帝王切開の傷、お腹の痛み
当たり前だけど、切腹の傷の痛み、そして生理痛のような子宮の収縮の痛みがあった。手術の麻酔のあとは点滴で痛み止めを入れてもらい、2日目の午後からはロキソニンを飲んで紛らわしていた。ロキソニンは退院後2週間分処方してもらって、ほとんど飲んだ。
帝王切開は横切りで傷はパンツのラインよりやや下の位置。しばらくお腹のふくらみがあったので、自分の目線では見えず、鏡越しにその傷を見たときには我ながら痛々しく見えた。
今はだいぶ痛みはなくなってきたが、まだ腹筋を使う動きやくしゃみには痛みが少しある。

2. 妊娠線・正中線
帝王切開の傷のみならず、見た目が痛々しいのは妊娠線と正中線も。

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これまた当たり前だけど、双子妊娠で最後のほうは人間の皮膚の伸びの限界を日々感じるほど大きく膨らんだお腹。産後は風船がパチンと弾けて萎んだ状態だから、引っ張られた亀裂で線も出てきちゃう。妊娠中は、安いヒアルロン酸のローションとボディクリームをたっぷりめに塗っていたけれど、やっぱり妊娠線防止専用クリームのほうがよかったのかなぁ。
正中線は、お腹の中央に現れる線。細胞分裂の名残で元々誰にでもあるものだそうで、亀裂ではなく妊娠時にホルモンバランスの影響で茶褐色に目立ってくるもの。私の場合、おへその上下に出たが、産後すぐに消えるものではなく、約1年くらいはまだ色が残るのだとか。

3. 脚のむくみ
妊娠後期から脚のむくみがあったが、産後のそれはもっともっとひどい状態だった。出産で子宮に溜め込まれた水分が一気に開放されそれを補おうと必要以上に溜め込むためというのが要因の一つだそう。足の甲も指もパンパン。手術時に履いた弾性ストッキングを洗って使ってみたりもしたが、そんなに効き目はなく、むしろゴムのあとが痛々しいほどにくっきりと残る。
むくみのひどさゆえか、看護師さんが腿から爪先までカバーするポンプを30分間くらいつけてくれた。なかなかよい圧が加わって、眠ってしまうほど気持ちよかった。

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むくみは、退院してからもしばらく続き、産後3週間くらいパンパンで、指で押すとあとが残った。家事をするときも、寝かしつけするときも重だるかった。
体重が減るごとに軽くなっていった。

4. 体重の変化
妊娠発覚時に55.5キロ、
つわりピーク時は、51.5キロ、
出産前日は、66.6キロ。
双子の出生体重合計が、4.3キロ。

Q: さて出産翌日は、何キロでしょう?
A: 62.6キロ

あれっ? せめて60キロじゃないの??二人産んだし、胎盤や羊水が出た割には減ってないじゃない… お腹の膨らみもまだ妊婦って言えるくらい膨らんでるし…
と、若干がっかりしつつ、4、5日経って母乳が出るようになると、体重の減りも進み、退院時には59キロ台に。

1ヶ月後には55キロ台に戻り、まだ下腹に膨らみを残しているが、もう妊婦には見えなくなった。マタニティ用ではなく普通のパンツ(ズボン)がはけるようになった!

面白いように体重が減った1ヶ月だったが、こんなこともう一生ないなぁ。リバウンドしないようにしなくちゃ。ぶよぶよした下腹もへこませたい。

5. 腰、尾てい骨、首肩、手首・指の痛み
骨盤も劇的に形を変えているし、ホルモンバランスも変わったからかもしれないが、腰周りや尾てい骨付近が痛い。初めて私のルーティーンに加わった抱っこの姿勢や授乳時の胸を覗き込む姿勢のためか、首から肩にかけても痛い。そして、育児のみならず家事でも手を酷使するからか手首や指も痛い。特に寝起きが痛い。痺れもある。腱鞘炎の手前かもしれないので、日に何度も手をぶらぶらさせてほぐしている。

6. 高血圧
普段は「上」も100いくかいかないかの私だが、産後のハードな入院生活のせいか、退院前日に「上」が150を超えてしまった。幸い翌日には130台まで下がり、無事に退院できたが、血圧を下げる薬を処方され、毎朝、血圧計で血圧を測って血圧手帳に記入するようにと言われる。
退院日にわざわざAmazon で血圧計を買ってやってみるものの、双子の新生児との生活ではなかなかなか自分の血圧測定のことまで気が回らず、度々忘れてしまう。
でも、順調に血圧は正常値に戻ったので、1ヶ月健診で薬も測定もおしまいの許可が出た。血圧計はもうお役御免。(もったいない。)

7. 便秘
母乳に水分を取られるそうで、産後も便秘がちになる。喉も渇くし、意識的に水分摂取するようにしつつも、これまたなかなか頑固。妊娠中に引き続き、酸化マグネシウムのお世話になっている。

8. くしゃみ・鼻水
元々、花粉症で副鼻腔炎になりやすく、しょっちゅう鼻垂れな私。妊娠中はどういうわけだか、幸いあまりアレルギー症状がひどくなかったが、産後、花粉の季節でもないのに、くしゃみと鼻水が止まらなくなることがよくある。

9. フケ
産後1ヶ月経ってから、フケが出てきた模様。これもホルモンバランスの影響で、頭皮が乾燥しやすくなっているかららしい。今のところ抜け毛の症状はないけれど、これからあるかもしれないのよねと覚悟している。

10. メンタル
産後3週目くらいのある深夜、途方に暮れて泣きたくなって、泣いた。
理由はよく分からないけど、たぶんいっぱいある。やっと横になれると思って横になった途端に赤ちゃんに泣き出される、双子変わりばんこの理由の分からないギャン泣き、自分の授乳のやり方についての迷い、この先のワンオペ育児への不安、次々にやらねばならない家事のタスク、睡眠不足に体力が追いつかないなど、いろんな不安が一気にうわーっと押し寄せてきて。覚悟はしていたけど、自分の時間が全くなく全て赤ちゃんのペースで生きていくことに面食らって。コロナ禍で何ヶ月も友達に会えていなくて。
これが「マタニティブルー」なのか「産後うつ」なのか「情緒不安定」なのか分からないし、名前つけられても嬉しくないし解決するわけじゃないしと複雑な思い。
このモヤモヤした感情に対して心がけているのは「自分の機嫌は自分でとる」ということ。双子ママの先輩が、「自分に甘く」と教えてくれたけれど、ほんとそう。
外出させてもらってカフェで一息つくとかもいいけど、授乳の合間に出かけるのは結構忙しくなる。
赤ちゃんをあやす時にスリングに入れて好きな音楽を聴いてエアギターするとか(w)、深夜の授乳のあとリンゴジュースを飲むとか、自分ならではの家でできるプチ気分転換も大事だと感じた。
最近のお気に入りのリフレッシュは、早朝の授乳のあと、赤ちゃんが静かなうちに朝日が入る空間でヨガのウォーミングアップみたいな軽いストレッチを30分くらいすること。😊☀️🧘‍♂️

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