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Stay Homeの産休(1)

双子(多胎児)妊娠の場合は、出産予定日の14週前から産前休暇を取得することができる。私の場合、高齢(42歳)、双子というリスクを抱えていることもあり、この際MAXで休暇制度を使おうと、残有給休暇の消化も加えて、妊娠25週から休みに入った。これが、2020年3月20日のこと。コロナの猛威がヨーロッパとアメリカに拡がり、海外への渡航を控えるようになどと首相が言い始めた。

私の勤務先、アメリカ系の小さな外資系企業では、やっとその直前にCEOが、手をこまめに洗え、3人以上のミーティングや出張・客先訪問は禁止などを言い始め、日本オフィスとしても、時差通勤を導入、リモートワーク化の検討などを始めようとしていたところだった。

夫はすでに3月頭から、リモートワークを始めていた。彼の業務の超繁忙期にデスクトップコンピューターを会社から担いで帰ってきたときには驚いたが、いち早くホームオフィスを確立できたのはのちのち幸いだったよう。

「オリンピックの1年延期」、「外出自粛」などが都知事から発信されたのが、私が休みに入った翌週。桜がきれいに咲いていた。ちょうどいい時期に休みに入れたなあ、もう満員電車に乗らなくていいし、マスクして人混みを避ければいいのよねと、ややのんびり構えていた私ですが、志村けんの訃報を聞くと、事態の深刻さがより際立ち、その後の計画をすべて見直すことになる。

育児中の友人数名と、平日にランチに行こうとか、おうちに遊びに行く計画をしていたけれど、すべてお互いに自粛・無期延期。

つわり中に巡らした、あの店のあれが食べたいという願いはあっさりお預け。飲食店も次々に休業に入ってしまうし。

2019年1月から始めたピアノレッスンも、つわり期間に行けなかった分を産休中に挽回すべく、出産までにStevie Wonder の「Isn't She Lovely」と「Lately」を仕上げるという私にしては高い目標を設定したものの、音楽教室が3月末に閉鎖となり、残念ながら1ヶ月分のレッスン代も無駄になる形で終了。自分で練習すればよいのだろうけれど、結局意志の弱さから自宅では練習はせずにベビー向けの部屋のレイアウト変更もあり、電子ピアノはクローゼットの奥にしまい込むことに。さようならピアノ、また会う日まで!

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つわりで休んでいた分の挽回をしたかったのは、ヨガクラスもそう。1月下旬(16週からマタニティヨガクラスに通えるようになり、赤ちゃんとの一体感を感じながらのヨガをとても楽しんでいたが、ヨガスタジオが3月末に閉鎖。コロナの特別措置と妊婦というのを考慮してくれて10年以上通ったスタジオを急遽3月末で退会することに。幸いにして、このスタジオのWebサイトでマタニティヨガクラスの無料ストリーミングを配信してくれていたので、自宅でちょいちょいできた。これはありがたかった。(でも、正直に言うと、毎回同じシークエンスの繰り返しはちょっと飽きてしまう。やっぱり先生にスタジオで導いていただくことはちゃんと意味があるのね。またいつかスタジオに通えるようになりたいな。)

自分のいま時点での実力を測っておこうと、TOEICを申し込んだけれど、案の定4月開催は見送られ、TOEICのテキストは1度開いただけでおしまいにする。とりあえずは、NHKラジオの「実践ビジネス英語」で久しぶりに(高校生以来か!)勉強することにしようかと。今は、ストリーミングで放送後1週間アプリで視聴できるようになっていて好きな時間に聴けてとっても便利で驚く。高校生の時は週5の番組だった気がするが、今は週3でこちらの方が無理なく続けやすいかも。テキスト(ビュニエット)の内容も時事ネタあり、実際に仕事でよく使う言い回しもあり、復習にもいいかんじ。(それにしても、杉田先生がずっと現役で変わらずにナビゲートしているのは本当にすごい。NHKラジオ語学番組の中でも最長寿番組だとか。)

では、他にStay homeの産休は何をしよう。

そして、病院のほうはどうだったのか。

次に続く…

#妊娠 #双子妊娠 #多胎児妊娠 #マタニティライフ #妊婦 #stayhome #産休中

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