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退院! そして退院!

私が出産でお世話になった病院では、帝王切開の場合、手術前日から9日間の入院がスタンダード。母子ともに順調であれば、母子揃って退院となるが、母にトラブルがあれば母子ともに退院見送り、子にトラブルあれば子のみ退院見送り、双子の場合どちらかにトラブルあれば双子両方とも退院見送りとなる。
ポコ子が低体重で生まれGCUに入ってしまったので、経過次第では子どもたちの退院は遅れるかもと覚悟はしていたのだが、入院8日目にGCUのドクターから、「1番ちゃん(ポコ子のこと)は少しだけ体重が足りませんが、順調にミルク飲めてて体重も増加しているので、おうちの受け入れ態勢が整っていれば、2番ちゃん(ポコ彦のこと)と一緒に明日退院できますよ!」と嬉しいお言葉をいただく!
私のほうは、入院7日目に血圧がいきなり「上」が150を超えてしまっていたが、これも無事に130台に下がり、診察でも問題なし。
さっそく、おうちでスタンバイしている夫と義母に電話し、翌日の退院のお迎えや哺乳瓶の消毒などを依頼。私も搾乳機のレンタルの電話をしたり、粉ミルク、おむつ、双子授乳クッションなどをネットで手配。実母も群馬から上京することになり、じゃあ退院後はうちでみんなでお祝いに鰻重でも食べましょうということに。

というわけで、9日目は朝からバタバタと2フロアでの授乳や荷物のパッキングや看護師さんからの退院に向けてのお話をうかがったり、薬をもらったり、請求書をもらったりしていた。退院は11時までにとのことで、30分前には夫と義母も双子を迎えるべくロビーでスリングを持ってスタンバイしている。

すると、10時55分に一般病棟のドクターがお話がありますと。病室で聞く。「先ほど測ったところ、2番ちゃん(ポコ彦)の体重が少し足りないため、あと2、3日入院が必要です」とのこと。
私「GCUでは1番(ポコ子)の退院許可出たんですけど(涙)」
ドクター「1番ちゃんも一般新生児室でお預かりします」
ええ〜!!??ポコ彦が引っかかるとは!(足りないって言ってもうんち1回分くらいの重さじゃないの?)
まさかの間際に双子の退院NGをくらい、とてもショックを受けた。
一般病棟とGCUでは退院のボーダーラインも違うのだった…。

ということで、その日は残念ながら手ぶらで帰宅。(荷物はあったけれど。)
群馬から来て自宅でスタンバイしていた母と合流。大人4人で母が銀座三越で買ってきてくれた鰻重とケーキをいただき、シャバの飯のありがたさを噛みしめ、双子の写真や動画、へその緒と産声の入ったカードなどを披露した。また、命名について、夫とはあらかじめ姓名判断も考慮して用意していた候補リストの中からこれにしよっかと電話で打ち合わせはしていたので、最終アプルーバルを両家の母に確認したりした。
この日は、西松屋でちょっと足りないものを買ったり、ハイローチェアの位置の確認や哺乳瓶の準備などをしたり、ゆっくり大人だけでご飯を食べたり(夕ご飯は岩手から持ってきてくれた名物「牛乳瓶入りのウニ」でウニ丼!)、何よりゆっくり寝られたので、それはそれでよかった気がする。

そして、翌日10時くらいに、病院から電話があり、「退院できますのでお迎えに来てください」とのこと。
やった〜!!

すぐに病院に駆けつけ、授乳タイム。ここで初めて私は双子を並べて見ることができた。
双子同時ダブル授乳(左右にフットボール抱き)もトレーニングさせてもらった。超難しい。
退院に向けて、持参した服に着替えさせる。
スタッフのみなさま、本当にお世話になりました。

請求書も出し直してもらって、精算。ポコ子は小児科に入院していたため「乳児医療証」が必要になるのだが、まだ出生届も出していなければ保険証だってないので、支払いを1ヶ月延長してもらう手続きをするなどこれまた時間がかかった。
その間、病院1階のカフェで待機してくれていた義母にポコ子を託し(隣に座っていたおばあさんにめちゃくちゃ声をかけられたそう)、夫はポコ彦をスリングに入れ、恐る恐るの慣れない抱っこでお地蔵さんさながらの直立不動。w
やっとタクシーで我が家に連れて帰ることができたのだった。

ようこそ!& おかえり!👶👶

病院では終始マスク着用だったため(手術中も!)、おうちに帰って初めてマスクなしで赤ちゃんに接することができたのであった。

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